ココロ空モヨウ ページ32
黄side
俺らは双子。だから星座が一緒。
黄「げっ！」
はっ///
恥ずぅ…、電車の中やのに大声出してしもた///
青「どうしたん？どっか痛いん？」
黄「ごめん。ちゃうねん、アレ」
ドアの上で流れてる動画の広告を指差して
黄「もうちょい待ってて占い出るから」
青「あ、ほんまや。えっと…あれ？一位やん。別に『げっ』って事ないやん？」
黄「内容見てや」
青「『多忙だけど楽しみを見つけ出せそう』？」
黄「なんか一位やのにヤな感じくない？多忙やねんで？」
青「確かに〜ww。でも、楽しみって何かな？ちょっとワクワクする///」
黄「ええなぁ、章ちゃんはのんきで。…俺このまま帰ろうかな」
青「あかんよ(苦笑)ほら着いたし降りるで」
黄「ふぇーい…」
青「あっ！えっ？！」
黄「？？」
ホームに降りた途端に大声出して
黄「どうしたん？」
青「ベンチの所見て」
黄「……あ。」
アレは…踏ん反り返ってる大倉と、
黄「松葉杖？」
緑「あ、おはよ〜」
青「おはよ〜ちゃうよ！それ、どうしたん？」
緑「うーん、ちょっと捻ったー」
青「ちょっとちゃうやん！松葉杖とかオオゴトやん！」
緑「そんな事ないねんて。大袈裟やねんて」
黄「でもベンチで休憩しとるやん」
青「そうやそうや！」
緑「それは、人混みがひいてから行こうと思って待ってただけ。…普通に立てるし。ほら、よっこいしょ」
うん。確かに立ち上がって見せたけど、
黄「ふらふらやし…」
緑「へへ///」
青「亮！」
黄「はい？」
青「これ持って」
俺の返事を待たずに自分のスクバ押し付けて大倉の脇の下に入る章ちゃんは
青「大丈夫？僕に寄っかかってええよ？」
て、
緑「絶対無理やわ」
黄「絶対無理やろ」
青「………///」
もう、しゃーないなぁ
黄「はい、章ちゃんが荷物持ち」
ふたり分のスクバと大倉のリュック背負わせて
黄「ほら、こっち支えたるから」
緑「ありがとう亮ちゃん、章ちゃん///」
黄「ええよ、困ったらお互い様や」
青「そうそう！ちゃんと教室まで連れてったるから安心し。なんやったら帰りも一緒に帰えったらええし。あ、そや、お昼ご飯どうするん？てか、それ上靴履ける？スリッパ借りる？それからそれから…」
……多忙だけど楽しみを見つけ出せそう？
章ちゃんは見つけ出せたけど、
俺は多忙なだけやな(苦笑)
end
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年12月29日 7時
