wonderful×3 (vol.11) (ページ19)

今日:21 hit、昨日:1 hit、合計:140,149 hit

・ページ19

黒side

黒「今年のおせちは、いくらと数の子が多めで豪華やな♪」

紫「それはうちにしか入ってへんねんで？」

黒「ヤッター♪…や、なくて///…なんでや？」

紫「せやかて、章大食べよらへんしな。それにあん子らにはまだ子孫繁栄はええやろ？」

黒「怖いこと言うわ(汗)」

…けど、

黒「ほなら、まるこん所に入れたったら良かったやん？」

紫「いやいやいや、何やってもあの役立たずには役に立たんて」

黒「ひどい言われようやな(汗)」

紫「ま、その代わり、まるこん所は筑前煮山盛り入れといたったからそれでええやろ」

黒「あ、それで煮物が少ないんか。まあ、酒のあてにはこれくらいが丁度やけどな。…どれどれ」

くわい口にしてから、日本酒をちびっとやると

黒「ん！うまい！」

紫「そら良かったわ(笑)」

黒「ええっと、こっちはなんやろ。え？ハンバーグ？？」

紫「隆がすきやからな、入れてみたん」

黒「あれ？エビフライもあるやん？？」

紫「海老なぁ、うま煮にしても亮食べへんやろ？」

黒「……色々手ぇこんで、ご苦労さんやったな」

素直に労ってみると、

紫「そんな事あらへん。うちがあれもこれも食べさしたろって勝手にやった事やからな。意外と楽しかったで？」

ガッハッハーって、大笑いしてから日本酒ぐびー！

…この嫁、ほんま頼もしいわ(涙)

黒「よし、洋物も多いし、日本酒はこのくらいにして、とっておきのワイン開けようか？」

紫「お、ええなぁ。オトナの正月って感じやな♪」

黒「………///」

あかん。…酔うてるんか、それ聞いたらブワッて涙が溢れてきた

紫「何を泣いとるん？」

黒「いや、子供らおらんで正直寂しいけど、そう言うてくれたらこんな正月もええなって思えて…」

紫「正月からしんみりしな！」

黒「うん、ほんま、ありがとうな、ヒナ」

～♪

黒「ん？」

紫「あ、うちのケータイや。…お、噂をすれば、子供らからやで」