wonderful×3 (ページ20)

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黄「ちょ、おいっ！まる！おるんやんけ、はよっ出ろや！」

電話の向こうからは

『キャー！』とか『いやー！』とか走り回ってる音がする

橙『もしも～し、ああ～おもしろかった～。なあ～？』

あっちもスピーカーにしたんか隆ちゃんの『なぁー！』て返事が聞こえてくる

黄「なんもおもんないわっ！」

橙『しゃーないやん章ちゃん出る思たら亮ちゃん出てきて隆ちゃんパニックで大逃走～！』

青「ふふっ、すごい、まるちゃん。今の早口言葉みたいや」

橙『！…ほんまやねえ！』

黄「なにゆーとん！？」

青「でも、怖かったで。まるちゃん倒れてんのかな？ってちょっと思った」

橙『あ、そうか……ごめんな、心配かけてもうたな』

青「うーうん、ええよ。それより隆ちゃんすごいねー僕らの声聞き分けられるんや」

橙『当たり前や～ん。うちの子、天才やねんで。それに、章ちゃんはスキスキ～亮ちゃんはキラーイやからね』

青「？？…なんでぇ？」

前におる亮ちゃんも洗濯物テキトーにたたみながら「さぁ？」って首かしげとる

橙『大好きなパパ取られるもんなあ～.そっち帰ったら亮ちゃんがパパ独り占めするて怒っとったんよ』

青「ああ、なるほどな。しゃーないわな亮ちゃんもすばるくんの事大大だーい好きやから」

黄「…………////」

橙『…そこはだまっとらんで否定してや、亮ちん…』