wonderful×3 (ページ13)

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そこからはもう、章ちゃんがごねる事もおかんがちょけて大声出す事もなく

紫「ほな行ってきます」

青黄「「いってらっしゃい」」

てな具合に、手荷物検査の所であっさり別れた。

ただ、おかんがハグして！言うんは拒否ったけどな///

(章ちゃんはやってたけど…(汗))

二人だけになった俺ら。

そのままモノレールに乗るもんやとばっかり思ってたのにバスの路線図の前で章ちゃんは立ち止まる

黄「どうしたん？」

青「なんかこのまま家に帰りたない」

黄「ああ…」

その気持ちわからんでもないな

黄「まだ昼にもなってないしな…ええで。どっか買いもんでもいく？」

青「今欲しいもんないから買いもん行ってもテロテロ歩くだけになる思う…亮はなんか買いたいん？」

黄「いや、別にないなあ」

青「そうか…あ！せやったら亮、今て年パス持って来てる？」

黄「…あるで。財布に入れっぱやもん」

青「よし、じゃあ決まり。バスの切符買ってこよ～なんやらいうジェットコースター乗ってパレードみよう！」

黄「ええ！面倒くさっ！」

青「…神戸の動物園とどっちがええ？」

黄「もっと面倒くさい！！」

青「じゃ、決まり♪」

…今、章ちゃんの中のおかんの血を見たような気がする

はあ…先が思いやられる

せやけど

そんなこんな言いながらも章ちゃんの行く所に付いて行ってしまうんや

だって、

双子やし兄弟やねんもん。

こうして

バタバタと俺らの二人暮らしが始まった

end