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◇◇◇
倉「あれは忘れもしない。４年生の１学期初日よ。春休みが済んでまた地獄の日々が始まるって重い気持ちで家を出たらエントランスにいつもと変わらない格好の安子が居て…」
安「おはよう倉子ちゃん。今日から４年生頑張ろうね♪って、ご挨拶して別れたんだよね」
倉「そうよ。なのに、ＨＲが始まったらその安子が担任と一緒に教室に入ってくるんだもん。もう意味わかんないから」
安「だぁってー、ナイショでビックリさせたかったんだもん♪」
倉「…確かにビックリしたわよ。あんな壮大なドッキリ仕掛けるなんて。ビックリ通り越して呆れたくらいよ」
安「そう？」
倉「そうよ///サンタさんに転校したいってお願い書いて、受験しなおすだなんて、はっきり言ってバカよ///」
安「今頃知ったの？そうでーす、安子はバカでーす♡うふふ////」
倉「それはウソね」
安「なんでー？」
倉「バカなら初日に制服が間に合わないって誤魔化して、お嬢様学校の制服着て登校なんかしないわよ。…アレ見て教室中…、いいえ、学校中の生徒や先生が安子に一目置いたと言っても過言じゃないもの」
安「へへへ///最初に通ってた学校がおりこうさんな学校でよかった〜♪」
倉「ほら見なさい。やっぱり作戦だったんじゃない」
安「でへへ///。安子うっかり///」
倉「…けど、、、安子が来てくれたおかげで私の生活は一変したわ///…」
安「へ？」
倉「ううん、なんでもない！」
安「うそだ！なんか言ったもん！」
倉「あー、えーっと、だから、安子が来たのはまあ良かったけど、来た早々『中学はお嬢様学校の戻りたいから倉子ちゃんも一緒に受験するわよ』って言われて大変だったわよ！」
安「だぁってー、安子転入して３日で共学ムリ！と思ったんだもーん！…それに、倉子は絶対、女子校の方が羽を伸ばせるって確信してたしね。…まぁ、途中から伸ばしすぎた感もあるけど♪」
倉「うるさいっ///」
安「まぁまぁそうカッカせず♪…これからも幼馴染のよしみで仲良くしてくださいな?」
倉「…ここまできたら仕方ないか。仲良くしてあげるわよ」
安「へへへ///」
倉「…///」
end
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年5月27日 1時
