ﾊｲﾀﾜｰｷｬﾝﾃﾞｨｰﾏﾝｼｮﾝ-JS (ページ35)

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こんな感じで、お引越しして来てからは、学校が終わると毎日倉子ちゃんに会ってお喋りしてた

今日だって時間を忘れて真っ暗になるまでお喋りしてたから、倉子ちゃんのママと、安子のママの事務所のおねえさんが慌てて探しに来たくらい！！

安子、倉子ちゃんのお話がだーーーーい好き。

だって学校のお友達や、ママや、お手伝いさんの話とは全然違うんだもん。どんどん惹きつけられて夢中になっちゃうの！

でもね、さっきも言った通り、お話を聞いてる最中に擦り傷を見つけてしまったりすると、胸がキューンとしちゃう。

倉子ちゃんて学校ではどんな生活してるんだろう。

やっぱり倉子ちゃんの事いじめる子が居るのかな…

毎日長い時間を過ごす学校で、嫌な思いや悲しい気持ちになってるのかな…

安「……ぐすん(涙)」

安子まで悲しくなってきちゃった。

窓から空を見上げてお星さまに聞いてみる。

安「倉子ちゃんがいつでも笑って居られるにはどうしたらいいの？」

…………、、、

安「あ！」

いいこと思いついた…

安子は一番お気に入りの便箋と、キラキラボールペンでサンタさんに手紙を書いた。

そして…

次の日。

『わたしはお菓子の家』

『わたしはお城の舞踏会』

『安子ちゃんは？』

安「みんなごめんね。安子、まだ考え中なの」

『ええ～。安子ちゃんのプレゼント聞くの楽しみにしてたのに』

『しょうがないよ。悩む気持ちもわかるもん』

『そうか…、そうだよね。でも、決まったらきっと教えてね』

安「うん。必ず。…みんなありがとう」

『『『いいよ』』』

安「……///」

ほんとにみんなごめんね。