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倉子ちゃんのすぐそばまでたどり着くと、そこで息を整えてからたまたま通りかかった風を装って「あ、倉子ちゃんだー。おかえり」って声を掛ける。
倉「…ただいま。ココでなにしてんのよ///」
安「可愛い小鳥さんが居たから追いかけて来たんだけど飛んで行っちゃったの」パンパン…
倉「相変わらず安子はのんきでいいわね…」
安「倉子ちゃんはのんきでいられないの？」パンパン…
倉「大概の人はのんきじゃ居られないのよ。あんたが特別なだけ」
安「ふーん。そうなんだー」パンパン…
倉「ちょっと、さっきからなんであたしのスカート叩いてんのよ？」
安「えー、なんとなく♡」
なーんて言うのはウソ♡…埃をはらいながら、お怪我がないか見てるのですよ〜。ほら、倉子ちゃんて面と向かって言うとおこりんぼうとさびしんぼうが出てきて泣いちゃうかもでしょ？…安子、倉子ちゃんの泣き虫見たくないもん。だから内緒で検診するんだー♪すごいでしょ///
安「それより、ベンチに座ってキャンディー食べましょ。どれにする？」
両手に載せたキャンデーを見せると
倉「……///」
ほら、倉子ちゃんの目が輝いた！
倉子ちゃんて、たくさんの小さなものから好きなものを選ぶの大好きだよね！
でも、照れちゃって
倉「しょうがないからコレ食べてあげる///」
なーんて言うの。可愛いっ♡
安「…チェリー味ね、素敵♡じゃー、安子はどれにしようかな〜。…あ///、、、」
倉「どうしたの？」
安「倉子ちゃん、大変。安子自分の両手にキャンデーがあるから選んで取れない！///」
倉「…っぷ、…相変わらずいいキャラしてる(苦笑)」
わー。倉子ちゃんが笑った！
安「えへへへへ///」
倉「なに笑ってんのよww」
安「えー、安子、どんくさいなーと思って♡」
倉「ホント。あたしが居ないとキャンデーも選べないんだから」
安「へへへ///。いつも安子のお世話してくれて、ありがとう倉子ちゃん♪」
倉「…どういたしまして///…ほら、これにしなさいよ」
安「パイン味！素敵素敵♡あーーん」
倉「は？」
安「両手塞がってるから。あーーーん」
倉「もう、世話焼けすぎ！！」
安「えへへへへ、えへへへへ///」
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年5月27日 1時
