ﾊｲﾀﾜｰｷｬﾝﾃﾞｨｰﾏﾝｼｮﾝ-JS (ページ30)

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二人とも黙ってしばらくの沈黙

手持ち無沙汰だから食べ終わったジャガイモを包んでいたアルミホイルをまっすぐに伸ばし、夕陽の沈む方に振ってみると、川面がキラキラと輝いた

錦「綺麗だね？」

丸「アルミホイル？」

錦「うん、それもだけど、あのマンション」

丸「ああ、キャンディーマンションね。すごいよね…ずっと建っていくのを見てたけどあんなに高くなるとは思っても見なかった」

錦「私も。一体、どんな人が住んでるのかな？」

丸「錦子ちゃん、今度一緒に探検に行かない？！」

錦「ダメだよ。川のあっち側はマンションの敷地になったから入れないんだよ？」

丸「そうなの！？…なんか、それって、秘密っぽくって怖いね」

錦「そーかな？きっとあっちはあっちで友達同士が普通に遊んでたりするんだよ。街の雰囲気は全然違うんだろうけどww」

丸「…私はこっちで良かったかな？」

錦「なんで？行ってみたいんでしょ？」

丸「そうね、いつかは。でも今は錦子ちゃんといる方が楽しい！」

錦「え///」

丸「私なんでもっと早くに錦子ちゃんに声掛けなかったんだろう」

錦「そ、それは…私があんまり学校に行かないから…、私、すぐ体調崩しちゃって。朝起きられないし」

丸「そうなんだ…」

やっぱり、お弁当ばっかり…いや、唐揚げばっかり食べてたら栄養が偏っちゃうのかな？

あ！そうだ、

いい事思いついちゃった