新月の願い事 ページ12
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青「今日の夜って新月やねんけどな、『新月の願い事』って知っとー？」
緑「え、知らん。何それ？」
青「新月の日に願い事書いたら叶うねん」
緑「えー、そんな都合のええ話あるー？！(汗)」
青「けど、やらな叶わへんで？新月のパワー信じてやってみーひん？」
緑「いいけど、お金掛かったり、痛いんは嫌やで？」
青「そんなんないない(苦笑)紙と、筆記用具があればええし」
緑「じゃー、スケジュール帳に書こう」
青「それええな。常に読み返せるもんな！」
緑「読み返すほど書いていいん？」
青「うん。あ、でも２個以上１０個までな」
緑「へーそんなにいいんや。…悩むわぁー」
青「書き方にもコツがあってな『なになにしますように』とか『なになにできますように』って書いたらあかんねん。それやと願う事を願う事になるからな」
緑「ん？今のややこいぞ？！」
青「んー、だから『なになにしたい！』『なになにできる！』て書いたらええんよ」
緑「あ、なるほど。『美味しいケータリングが食べられますように』じゃなくて『美味しいケータリング食べる！』って書くねんな」
青「それ１個目？(汗)」
緑「あかん？」
青「あかんくはないけど…。あ！あともう一個ルールがあるねん」
緑「なになに？」
青「人の事を願ってもそう簡単には叶わへんやろ？だから自分がどうするかを書いてな」
緑「例えば？」
青「例えば、やで？大倉が『やすが俺の事好きになりますように』って書いても俺を変えるわけにはいかんやろ？」
緑「変われや！」
青「ちょっと、話の腰おらんで！(怒)」
緑「…すんません(汗)、けど、じゃーどうやって書いたらいい？」
青「だから『やすが振り向くように男前になる！』とか」
緑「もう十分やろ？」
青「まだ足らんわっ！…それか、『やすが振り向くようにやすが好きな焼酎手に入れる！』とか」
緑「…うまいこと使われてないか？(汗)」
青「でも、それやと叶いそうやろ？」
緑「まぁ、言われてみればそうやわな」
青「じゃ、それ２個目な」
緑「うん、わかった書いとく…」
黒「また女子力高い話してんな…」
橙「あ、SNSにも詳しく出てるわ。なになに？『…新月の願い事はタイミングが大切です。フライングは禁物です』」
紫「まだ昼間やのにババほどフライングやろ！」
黄「…村上くん、ババほどて(汗)」
end
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年7月15日 19時
