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基本やすくんてなんでもそつ無くこなすコなんだよね。
今だって「初めて」って言ってたゲームで、最初はこてんぱんにやっつけられてたのにどんどん上手になって圧勝するようになって。
「つまらん!」
…おーくらくんふて寝してます。あたしの隣で。
「おーくらぁ、なぁ、ほんまに寝てん?もーやらんのー?」
「zzzzz…」
寝てるね。爆睡だね。試しに頭の上に顎乗せてみたけど、ビクともしないよーって、上目遣いでやすくんに知らせる
「邪魔したらんで(苦笑)。ほらA、こっちおいで」
『くぅー』
抱っこで降ろされて。おーくらくんに自分が羽織ってたストール掛けてら。まったくどこまでお人好しなんだか
「A、俺わかったわ。あれ催促やなくて、ホンマに身体が欲してたんやわ」
『くぅー?』
なんの話?
「お菓子とチョコレート」
あぁ。
「俺な、運動して疲れてから甘いモン食べたいんかと思っててん。だから運動にも付き合う気でおってんけど…」
おーくらくんの顔にかかってる前髪を優しくすいて
「おーくら、今、正にお疲れモードなんやなぁ。…ふふふ、見て。めっちゃ寝てる」
かんわいいねぇ、って笑ってオデコにちゅう。
あ!ずるいぃ、それあたしにやるやつー!
『キャンキャンキャンキャン!』
「シーシー、おーくら起きてまうっ」
だってぇ!
『キャンキャンキャンキャン!』
「はいはい、Aも。ちゅうしよ」
『キャン♡』
チューしてもらって、お返しにお鼻ペロッ
「んんっ、コラッww」
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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:
作成日時:2023年5月2日 12時