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夕方近くになると、ジョシコーセーさんがやって来て、よくコイバナをしている。
「絶対脈アリだと思ったんだけどな…」
「確かにね…。バイト中、ずっとちょっかいかけられてたもんね」
「だから思い切って告白したのに。他に好きな子がいます。だなんて…」
ポロポロと泣き出すジョシコーセーさん
わかるよ、わかるー。
やすくんだってさ、いっつも遊びに来てくれるから、あたしの事大好きなのかな?//と思ってたもん!
だけど、
…カワイイコガミツカリマスヨウニ。だよ?
まだ、見つかってないんだよ?
あたしはその「カワイイ」の範疇には入ってないって事だよ!?
…おーちーこむー!!
ジョシコーセーさんのコイバナは続く
「初めはね、友達としか見てなかったよ?けど…あんなに構ってくれるとさ、勘違いしちゃうよ(涙)」
「もー、泣かないで、元気だしなよー!ほら、そろそろ暗くなって来たし、下に降りてなんか甘いものでも食べに行こうよ。私、奢っちゃうから!」
泣いていたジョシコーセーさんは、うんって頷くと鳥居に向かって
「勘違いさせんな、バカー!」
って叫び、その後、友達にヨシヨシされながら階段を降りて行った
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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:
作成日時:2018年1月7日 16時