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青「うーん、書き出しは、シンプルでいっか…」



サラサラって何かを書いて、



青「残暑お見舞い申し上げます」



読んでくれるんだ♪



青「その節は色々とほんまにありがとう」



ん?なんか、助けてもらったのかな?



青「そろそろ俺のナツヤスミも終わりです」



ええ、そうなのー?!



青「ちょっとずつやけど、恩返しできるように頑張るんで、またよろしくお願いします、と」



ペンにキャップをして、ちよっとはにかんでから、さっとあっちを向いてカードに「チュッ///」



わお//



隠れたつもりかもしれないけど、見えちゃってるよ!



『キャン!』



青「でへへへへ、…見た?///」



はい、バッチリww



青「もう、恥ずいなぁ///」



真っ赤になった顔を手で扇ぎながら、裏返したカードにスラスラと何かを追記



青「よし!住所も書けた。出来上がり♡」



ああ、ハガキだったんだあ!



一旦掲げたカードをサイドテールの上に置き、そっとベッドから降りると「さ、髭剃って、顔洗お!」って



『くぅん?』



青「日も暮れて、涼しなったしな、お散歩行こう」



『キャン?!』



青「…全然行けてなかったもんな?そんなに遠くまでは行かれへんけど、これポストに出したいし。付いて来てくれる?」



そんなの、もちろんだよー!



『キャンキャンキャン!』



お出かけ♡お出かけ♡嬉しくて、ベッドの上でくるくる回っちゃう♪



青「あははは、じゃ、ちょっと待っててな。シャワーしてくるわ。外出られるようにキレイにせなな?」



『キャン♪』









手を振りながら部屋を出て行くやすくんの背中を見送る



ナツヤスミ中はヒョコヒョコしてたのに、お休みも終わりに近づくとゆっくりだけど普通に戻っちゃうんだね…。



あーあ、楽しかったなナツヤスミ



もっと、もーーーっと続けばいいのにぃ。



でも、終わるからお散歩に行けるんだもんね…



よし。あたしもベッドから、降りよう♪



ベッドさん、長い間お世話になりました。






青「おまたせー。」



『キャン♡』



わぁ♡お顔ピカピカ、髪もキレイにセットして、新しいお洋服に着替えて…、あたしのリード持ってくれてる♪



青「ほな行こうか?!」



『キャンキャンキャン♪』



青「じゃ、レッツラ、ゴー!」



あ、やすくん!!



『キャンキャン!!』



ハガキ忘れてるよ!!



おーくらくんに出すんでしょ?!

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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年1月7日 16時

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