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青「でも、お前も女の子やもんな。そのうち恋とかするんやろな…。うわっ、なんか考えただけでおとーさん、悲しくなってきた(涙)」
って…
ええ!?
いやいや、しないしないしない!
あたし恋なんかしないよ!
だってあたしの初恋はやすくんで、
いまだって恋してんのはやすくんで、
これからもやすくんだけもん!///
わかってやすくん!!
青「わあわあ、どうしたん!?」
大好きって言えないから、代わりにほっぺを舐め回わしてんだよ!!///
すると
「くぅーん、くぅーん、くーん」
チビ犬もやすくんの足にまとわりついて切なそうに鳴きだす
青「どうしよ、俺、モテモテやな(笑)」
優しいやすくんは、あたしを抱っこしたまま空いた手で子犬もヨシヨシ
青「それにしても、この子、どうしようかな」
は、まさか、連れて帰るとか言わないでしょうね!?
『キャン!キャン!!』
青「…わかってるよ、もう、お前は嫉妬深いなぁ(笑)」
だって、あたしだけのやすくんなんだもん!///
青「けど、こんな子犬置いていくわけにもいかんやろ?」
まぁ、そりゃ確かにそうだけど…
青「どうしようかなー、…って、うわあ!!」
え!?
いきなり衝撃が加わって、膝をついて丸まるやすくん!
ど、どうしたの?!
『キャン!キャン!!』
しっかり抱きしめられたままだったあたしは身体を伸ばしてやすくんの肩から顔を出すと
「ワン!」
きゃー!めっちゃデカイ犬がやすくんの背中に両手乗せてる!!
『キャンキャンキャン!!』
青「だ、大丈夫、大丈夫。いきなりでビックリしただけやから」
ぺたりと座り込んだやすくんはあたしのお尻をポンポン
そこに
『あ、お客様!!』
店員さんがとんできて、デカイ犬の首輪を掴んでやすくんから引き剥がし、その場に座らせる
と、そこに駆け寄るチビ犬
「キャンキャン!」
え?この店の犬なの?
で、このデカイのはアンタのお母さん?
『すいません、大丈夫ですか?!』
青「大丈夫ですよ?…それより、良かったな。おかあさん迎えに来てくれたやん」
いきなり襲撃されてあちこち打ちつけたにもかかわらず、恐縮している店員さんをよそに子犬を撫でて笑ってるやすくん
…そんなやすくんを見てたら、呆れちゃうんだけど
やっぱり好きだな♪
いつまでも一緒にいようね♡
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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:
作成日時:2018年1月7日 16時