やすくんと狛犬ちゃん (ページ43)

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青「ただいま～起きてやー」

んにゃー？誰ぇ？優しく頭を撫でてくれてるのは…？

ゆっくり目を開くと、そこにはやすくんが

『キャン！』

わぁ、おかえりなさい～！

もう、待ってたんだからぁ！！

ねぇ、遊んで？遊んで？

あたしはやすくんに突進して行き抱っこしてもらうと、ベロンベロン顔を舐めた

青「コラ、おてんばさん！また散らかしたやろー？おーくらも片付け手伝ってくれてんでー？」

へ？おーくら？

あ、ホントだ！おーくらくんも居る！

片付けてくれたの？ありがとう！

…って、

なんだかとっても羨ましそうな顔してるのは、気のせい？？

やすくんはあたしの目を見て、おでこに人差し指を乗せる

青「コレからはやったらあかんよ？」

『くぅーん』

…わかってる。わかってるんだよ？

でも、それならもうちょっと遊んで欲しい！！

『キューン、キューン』

鳴いて縋っていると

青「あれ、一個取っといで？」

って。

へ？何？

やすくんが見つめる壁には、ティッシュのお花？が引っ付いてる

ああ、あれを取ってくるのね

そんなのお安い御用だよ！？

やすくんが、おでこに乗せてた人差し指をプイッと壁に向けると同時にジャンプして、花を一個キャッチ！

青「わー！賢い、賢い！」

緑「ホンマ。やすより賢いんちゃう？」

やだ///ふたりでそんなに褒めたら照れちゃう～♡

青「コレからは、一日に一個ずつアレ取るんやで？そんで全部無くなったら、一緒におーくらの誕生日、お祝いしよな？」

へえ。おーくらくん、お誕生日が近いんだ。

『キャン、キャン』

まぁ何にせよ、あたしは新しい遊びを見つけて超ご機嫌！

これからは、やすくんが居ない間に、ジャンプの練習しよう♡