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緑「なんか、悪意を感じる(涙)」
青「なんでよ?ふたりで待ってたのに、なあ?」
やすくんはあたしを抱き上げると、優しく微笑む。
そうそう。神様に、会えますようにってお願いしてから来たくらいだよ、ねえ?
なのに、おーくらくんは「何を?」だって。
なに!?おーくらくんって相当のにぶちんさんなの!?
青「おーくらを待ってたん。ジョギングするのに『楽しみがあったらな〜』って言うてたから、お楽しみに、俺が待ってたんやん?」
緑「ええ⁉///」
青「楽しみにならんかった?」
緑「せやけど、よう、俺がここ走るってわかったな?それに、そもそも走らんかもしらんやん?
青「おーくらの家の周りで走る言うたらココしかないし、今日こーへんかったら、明日また来たらええかなって」
…ふへ、やすくん健気。あたし泣いちゃいそう。
緑「…………」
緑「やす、抱っこしてる犬にリードして、下に立たせて」
青「なんで?」
緑「なんでも!」
青「もう…なんでやの、まぁええけど〜」
やすくんは、あたしに「ごめんやで〜」って謝ったら、優しく地面に下ろしてくれて、おニューのキラキラが付いている可愛いリードを繋いでくれた
そうしてから、立ち上がると…
青「わあ〜!」
不意打ちでおーくらくんに抱きしめられるやすくん//
青「なにするん!!おーくら、汗でびしゃびしゃやん」
そんな抗議も全く聞こえないふうのおーくらくんは、ただひたすらやすくんをぎゅうぎゅう抱きしめて…どうかしたら、どさくさに紛れてチューとかしてるー!!//
緑「折角こっちまで来たんやし、うち寄ってく?違う運動に付き合わしたろか?」
青「アホか!!///」
ポカッと殴られて、それでもえへらえへら笑ってるおーくらくんて最強かもー!(涙)
え、その後?
ま、とりあえず、せっかくだしってんでおーくらくんの家まで行ったよ。
あたしも、足を拭いてあげてもらったんだけどね、ほら、朝が早かったじゃん?だから、すぐに眠っちゃった♡
え、やすくん?
…そういえば帰りの車の中では、いつもに増してポヤポヤっとしてて、思い出し笑いしたかと思うと、照れてみたり…
なんだかとっても幸せそうだったよ♪
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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:
作成日時:2018年1月7日 16時