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青「ぷっ、あほや、おーくら」
やすくんは、おーくらくんの顔を見ると可笑しそうに笑ってる。
それに引きかえおーくらくんの顔は、真っ赤っ赤で、ちょっと涙目?
緑「なんでこんな所でワンピース着て立ってんの?やす!」
青「あ、これ?可愛いやろ?新作やで?」
やすくんはおろしたてのワンピースの袖を摘んだり裾をなびかせて、おーくらくんに見てもらおうとしているのに、
当のおーくらくんは「そうやなくて!なんで、こんな時間にこんな所におるん?」って、喚き散らす
青「なんでって…、その子の散歩やん?」
緑「え?」
『キャンキャン♪』
そうです♡お散歩しに来たの♪って、おーくらくんに向かってニコニコ微笑んだら、あたしの顔の真ん中を指差して、「やすの犬!!」だって!
青「せやで?」
黒い笑顔を浮かべてニヤニヤしてるやすくんと、バツが悪そうなおーくらくん
ええ…、まさかとは思うけど、、、
ココに来るまでやすくんだってわかってなかったの!?
青「なに?女の子と間違えた?ひょっとしてナンパしようとした?」
緑「………///」
…こりゃ、図星だな。
女の子だと思ってホイホイやって来たらやすくんだったんだね(涙)
『クーン、クーン』
トホホホホ…。ま、元気出しなよ。
あたしはがっくり肩を落とすおーくらくんのほっぺを舐めて慰めてたのに、やすくんが両手を広げて「おいで〜」って呼ぶから、そりゃ行かなきゃじゃん?
あたしはおーくらくんの腕を振り払うとやすくんの元へ跳んでった。
えへへー♡ただいまー。ちゃんとおーくらくん呼んで来たよー!偉いでしょ、あたし♪
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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:
作成日時:2018年1月7日 16時