7 ジョギング ページ29
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ついに噂のおーくらくんに会う日がやって来た。
それを知らされたのは昨日の夜。
あたしは、リビングの一角に作ってもらった自分のお部屋のベッドで、あのタオルに
へ!ドライブ!?
今までは「まだ小さいからお預け」になってたあの、ドライブ!?
わーい、やったー!!
『キャン!キャン!!』
青「そんなに遠出やないんよ?けど、おーくらをビックリさせんるん手伝って?///」
ん?
どういう事だ???
青「おいで!」
やすくんは、あたし専用の棚に置いてある箱をひっくり返す。
この中には、やすくんが揃えてくれたアクセサリーと、おめかし道具が入ってるんだー。
青「うーん、どれにしようかな?この白いリボンとか、どう?」
あ、こないだ買ってきてくれたやつ♡
青「これを、こう…、耳につけたら」
うわあー♡可愛いー♪
『キャン!キャンキャン!!』
青「なあ、可愛いなあ!明日はこれ付けて行こうな♡」
『キャン』
そしたら…、次はやすくんだよ?
『キャン!』
あたしは、やすくんの衣装部屋に走っていく
青「えー、俺は普段着でいいよう///」
またまたまた…、
あたしの初めてのドライブでもあるんだよ?一緒に可愛い格好してお出かけしようよ!
ほら、この紙袋の中に入ってるやつ、新作でしょ?これとかいいんじゃない??
あたしはその紙袋を鼻で押してやすくんにすすめる。
青「え、これ?…うーん、確かにそろそろ着てみようかとは思ってたけど…///」
でしょ?でしょでしょでしょ??
なら、いいじゃん♡
これで決まりだね
『キャン♪』
青「もう…、お前には負けるわ///」
そんな事言いながらも、紙袋から新しい洋服を出して自分にあてたら「靴どうしよかな、運転せなあかんしな…」なんて悩んじゃってるし!
やすくんてさ……、
あたしよりよっぽど乙女だよね(笑)
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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:
作成日時:2018年1月7日 16時