4 ページ26
・
待ちに待った変身の日。
いつもならお仕事に行くやすくんをおうちでお見送りするんだけど今日は一緒に車に乗せてもらってココまで来た
あたし、やすくん以外の人に触られるのってあの病院での恐怖体験以来だから、最初はどうなっちゃうんだろ…ってドキドキしてたけど、
ココは天国〜//
「お目々とろとろだねぇ。気持ちいい?」
はい〜気持ちいいです〜
おねぇさんのシャンプーする指使いとか、もうサイコーですー
「あはははは、幸せそうなお顔するねぇ」
…このおねぇさん、やすくんが受付けしてる時、やたらニコニコしてたから「やすくんに気があるんじゃないの!?」って疑ったんだけど…
あたしの勘違いだったね。超ーいいおねぇさんじゃん(涙)
「この後は泥パックをしてから、マッサージしますね」
ああ、そー言えばやすくんが面白がって色んなオプションつけてたな…
「パパがびっくりするくらいキレイになってお姫様みたいになろうね」
『キャーン♡』
ああ。ほんとに涙が出そう。
神主さんが硬いタオルでゴシゴシ拭いてくれるのとは大違い…
…まあ、あれはあれで気持ちよかったんだけど。
こんな事経験できるのもやすくんのおかげ。
だから、あたしは夜遅くにやすくんが迎えに来てくれた時にはいっぱいいっぱいありがとうを言った
『キャン!キャン!キャンキャン、キャン!』
青「わぁ、可愛いなってぇ。どこのお嬢さんかと思ったわぁ(笑)」
いやーん、そんなに誉めてくれるの!?//
『キャン、キャンキャンキャン!!!』
あたしは嬉しすぎてその場でクルッと回りながらやすくんに向かってジャーンプ!
青「わあわあ、大興奮やな(笑)」
やすくんがおねぇさんに「ご迷惑おかけしませんでしたか?」って訊いたら、「とんでもない。ちいさいのにお利口さんでしたよ」って誉めてくれて…
うーん。ほんとにステキなおねぇさん♡
青「ココ気に入った?」
『キャン♡』
青「ふふふ、またキレイにしてもらいに来よな?」
『キャン♡♡』
201人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:
作成日時:2018年1月7日 16時