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階段の下の風景はあたしの知らないものばかり
緊張と興奮と感動で胸がドキドキして張り裂けそう!
…これが生きれるって事なのかな
あたしはやすくんに前抱きされたまま、あっちこっちを忙しなく見て回った
青「はは、そんなにキョロキョロして。なんやかんや気になるんやなぁ」
やすくんはあたしの頭を優しく撫でながらこの街を案内してくれて、その度に「今日はまだ早いから開いてないけどまた散歩で来ような〜」って言ってくれる
『キャン!』
青「どうや?散歩楽しいか?」
『キャン!』
青「これからはいろんな所行って、いろんなモノ見て、いっぱい楽しいことしよーな?」
『キャンキャン!』
ああ。
これからの事を考えると、楽しみで楽しみで仕方がない
この調子だとあたし、2、3日眠れないかも!?
なんて思っていたのに
抱っこされているからか
あったかいのと、ゆらゆら揺れるのが心地よくていつの間にやら眠っていた
かくして
やすくんはお友達どころか、あたしのパパになってくれて
これから一緒に暮らす事になった
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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:
作成日時:2018年1月7日 16時