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☆
青「うー、さぶっ」
日を追うごとに寒くなるから、朝、散歩に出るんが億劫になって仕方がない
でも、家から一歩出ればこっちのもん
今日も可愛いあのコの顔を拝みに、レッツラ、散歩！
青「あー、まだちょっと酒が残ってるなぁ」
歩き出すと、自分がまだフラフラしている事に気が付いて、なんだか笑えてくる
昨日は、おーくらに捕まって、結局最後にはワインのボトルが何本空いてたんやろ？ってくらい飲まされて…
流石の俺でもギブアップで、真っ直ぐ家に帰れんかった。
途中「どこかで休みたいな」と思った時にちょうどタクシーが通りかかったのが、イチオシのあのコが居る神社で、勢いに任せて降りてしまった
…、ま、今考えるとよくあの暗い階段を上って行ったもんやと他人事みたいに感心するんやけど(笑)
千鳥足だったけど、そこは、通い慣れた階段。
いつもの様に上って行くと見えてきたんは、ポツンとひとりっきりのあのコ
そら、狛犬やねんから対でもう一匹おるんやけど、何故だか気になるのは向かって左のあのコだけ。
…て、言うか
…なんでか
右のコはただの石の塊にしか見えないけど、
左のコには心があって、いつも俺に語りかけてくるんよね。
あのコに初めてあったのは偶然の産物。
ちょっと高い所から街を眺めて、詩でも書こうかなってあの階段を上って行ったらその頂上には小さな神社があって
その入口にくりくりっとした目の可愛いあのコがおった
それからは、散歩ルートを変え、ついでにって言ったら叱られるけど、毎朝神社にお参りするようになって
…あのコに似た犬が欲しくなってた
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年1月7日 16時
