11 ページ11
ねえねえ、やすくん、
起きて起きて起きてー。
こんな所でうたた寝してたら風邪ひいちゃう。
てか、死んじゃうよー!
どうしようどうしよう
声も出せないし
脚も動かない
こんなあたしが、どうやったらやすくんを助けられるの??
神様ー!!
咄嗟に空に向かってそう叫ぶと目に見えたのは一筋の流れ星
わ!なにかお願いしなくちゃ!
あたしも、やすくんと一緒に帰りたい!!
…ちがうな。
神様ー!!やすくんを助けてくださいー!!
…………
………
…
、
うわ、おでこになんか当たった!
ん??
……雨!?
青「……わっ、つめた。…てか、あ、わ、寝てた!ヤバ!」
雨はやすくんの耳元にも落ちたみたいで、そのおかげで目が覚めたご様子
青「えー、お月さん見えてるのに雨ぇ?こんな時間に狐の嫁入り??」
恨めしそうに空を見上げるやすくんは提げてたリュックを担ぎ直すと「小降りのうちに帰らな!」って、あたしのおしりを叩いた
201人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:
作成日時:2018年1月7日 16時