8UPPERSのセカイ（eight） (ページ34)

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34 toppoのセカイページ34

今夜は、マックとジャッキーがあっちのシゴトで留守にするって。

で、

いつもならこんな日にはクラブを休みにするんやけど、今日は開けるって言う…

ま、僕には関係ないし「どうでもいいや～」って、聞き流してたら出掛けにジャッキーが「お前も手伝えや」って爆弾投下

「ええ？！」

いやいやいやいや、無理無理無理無理！

…猛抗議したけどもちろん聞き入れてはもらえず、
仕方なく渋々ホールに降りて来た。

「ん～、、」

相変わらずうるっさい店内をそっと覗くと、

カウンターの中でシェイカーを振るジョニーと、
流れるような動きで客にサーブしているエース。

しばらくは別世界にいるような２人の様子を階段の陰に隠れてボーッと見てたけど、…それはそれで怪しいしで、手の空いたエースに声を掛けてみた。

「なぁ、エース、僕なにしたらいいん？……なんも出来へんけど」

「知ってる」

ムッ！

…そんな、即答で言わんでもええやん？！(怒)

腹立つから下から睨んだったけど、
エースの方がニヤニヤしてて余裕って感じで余計に腹立つー！

「もういいっ、僕あがるしっ！///」

「待て待て」

ぎゃ！

ロンTの襟引っ張んなや！伸びるやろっ！！

「もう、なんやねん！」

ペシッと手を払って、立ち去ろうとすると

「トッポでも出来る仕事あるわ」

…でも(・・)、って(怒)

「何よ？」

「アイツの相手しろ」

エースがクイっと顎を向けた先には、

ジョニーが居った。