生意気系の君は、路地裏で帽子を踏むそうです。【文スト】

#12 ページ12

「すいません!!此処に落し物ありませんでしたか!?」








コンビニのレジに手を叩き付け、店員さんに向けて叫ぶ。







店員さんは苦笑い← の後に、「ありません」と言った。


世界は残酷←＼(^o^)／









なのでコンビニから家まで地面を凝視して歩いている。傍らから見ればめっちゃ不審者←









「あぁぁ…!!見つけたら絶対肌身離さず持っとこう…」









もう家が視界に入る位の所まで来た頃。

突如、謎の黒布が目の前に←









「ｷﾞｬｰｰｰ!?あっ、羅生門!!…ﾔﾊﾞ」(; • ̀д•́)









「僕は誰か当ててみろ」




「えっ、何？羅生門で『だれーだ』するの？」





「時間切れだ。正解は僕。」



「名前言わねーと正解じゃねーだろ」









黒布が顔に向かって来たから、首絞められると焦ったんだけど…。お茶目か←







「あいあい、やつがれ君が何の御用？」






「僕はやつがれでは無い。芥川龍之」

「分かってるわ!!あだ名だよ、あだ名」





しかし首を傾げるやつがれ←


あだ名の意味分からないのかよ←








「この首飾りの持ち主を探しているのだが、貴様、心当たりは無いか？」

「えーナニナニ？どうせ何かおっかない凶器」







芥川の手に握られていたのは、


私が今迄探していたロケットペンダントだった。









「芥川様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」←

「気持ち悪いぞ」←





ぁぁぁぁ 神様 仏様 芥川様 !!



あ







「お前中見た？」

「ああ、中にはお前と男が仲良く笑っている写真が________」









あっ死んだ









「記憶を封じるか、一生時を遅く生きるか選べ」

「記憶を封じてやろう」←

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