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9。お風呂戦争 ページ10
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「A?俺も風呂入りたいんだけど??おーい」
「えっ、ちょっ、起きてる?!」
扉が開く音にようやく意識が自分の体に戻った。
「わああああ!ちょっ!起きてる!!起きてるから!!目瞑って!!」
「あっ、ごめっ」
「出てって!!!」
パニックになって自分でも目を瞑ってしまって、キヨくんがちゃんと目を閉じてたかはわからない。
というか今ボーッとしてたのもキヨくんのせいだし…
キヨくんいや俺こう見えても好きな人いるしね
好きな人…?やっぱり15年も生きてれば恋愛って自然とするものなの?
同じように育ってきたはずなのに自分だけ取り残されてるような感覚に少しだけもどかしさとむず痒さを感じる。
好きな人って誰?
なぜかその言葉が言えなくてずっと胸の奥の方でつっかえている。なんだろうこの気持ち。
気になり出したら止められない。
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作者名:ぴより | 作成日時:2019年10月17日 12時