無名【オリジナル】 (ページ3)

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げっ！

私の苦手なタイプの人が、来た。

きっと、彼は気付いていない…はず。
私は、ボスキャラから逃げるかのように店を出ようとした。

だが、

「よっ！橘。」

ばれた。

神レベルの影の薄さなのに、彼は気付いた。

「うん。」

すごくない？
と、思う反面、
気付かないでほしかったとも思った。

多分、めちゃくちゃ顔ひきつってたと思う。

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Aoyamaside

「あちぃー」
俺は今、先輩と遊んでいる。

この気温で外遊びとか、なんかすごい

「おい、光稀。スイーツ買って来て。」

「え。分かった。」

俺はパシリに…。

「めんど。」
聞こえないように、こっそりつぶやいた。

コンビニに着き、スイーツを買おうと思ったとき、こっそり帰ろうとする橘が見えた。

こいつ、誰かと話してるのあんま見たことないんだよな。
そう思うと少し興味がわいた。

「よっ！橘。」

つい、声をかけてしまった。

「うん。」

と、素っ気なくて、とても嫌そうな返事が返ってきた。