指に触れる愛が、３

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與「なにが？」
西「Aが坂本くんと結婚したら、侍ジャパンと侍ブルーが親戚になるんでしょ？やばくない？」
「「…ヤバイな」」
日「間に挟まるのがAAってんだからもう恐ろしい一家だよな(笑)」


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『もうさ、ずっっと家でもサッカー観てんの。代表発表のシーンなんかもう100回くらい観てんじゃないかってくらい』
宇「あはは、そりゃAも嫌になるわ(笑)」
『楽しそうだから別にええんやけどさあ、盛り上がりが足りん！とか言い出すの。も〜本当どうにかして』
宇「…仲良しそうでなにより(笑)」



衣装を合わせながら2人、女子同士で話を繰り広げる。
2人の微笑ましい日常を聞きながら、幸せを分けてもらうような、そんな気分になる。



宇「もう3年かあ」
『ん？…そやね、あっという間に、3年経った』
宇「いつ聞いても仲よさそうで、羨ましいなあ、本当」
『…まあ、2人でいる時間も他のカップルに比べると多いわけじゃないし、…大切にしたいから、2人でいる時間』



なんだかちょっぴり寂しそうに笑うAに、やっぱり会えなくて寂しいんだ、と初めて知る。



宇「もし…結婚したらさ、専業主婦になりたいとか思う？」
『…うーん…(笑)宇野ちゃんは、なりたい派だよね(笑)』
宇「うん、ほら私、古典的な女だから(笑)」
『専業主婦かぁ〜…どうかな〜…私べつに、家事好きやないし…野球選手は遠征多いし、1人で家居るのはつまらんしなぁ。…うん、多分専業主婦は向いてないな(笑)AAA辞めるなんて考えられへんし』
宇「…まあAはそんな感じだよね(笑)」



当たり前のように、Aが描く未来に坂本くんの姿があることを微笑ましく思う。

今年度末を目処にAの結婚に許可が出たことは、メンバー全員知っていて。坂本くんがプロポーズを考えてる最中だということも、白鳥さんを通して聞いている。

…もう、6月。あと半年もすれば、世間はお祝いモードに包まれるだろうことは、容易に想像できる。
こんなに認められて、応援されるカップルが未だ嘗て芸能界に存在しただろうか。Aが今まで築き上げてきたことは、こうやって世間の声として帰ってくる。

グループのセンターに立つ、いつだって凛としたAの背中を見てきた。同じグループのメンバーとして、本当にすごい人と一緒に仕事を出来ているんだと、誇らしくてしょうがないよ。



『勇人なら、それでもいいよ、って言ってくれるかな(笑)』


…惚気やがって！(笑)

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