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「Aって今年で付き合って…」
柚「3年です。…あ、Aさんなんですけど…」
佐「結婚?」
柚「はい…坂本さんから事務所の人とちゃんと話したいと申し出がありまして…」
白「あ〜…そうだよな〜…」
「上の人はどんな感じなんですか?今」
佐「メンバーの結婚自体は今年あっても良いって言ってるんだけど、Aだと渋りそうな感じだな」
柚「でも次結婚するならAさんですよね、絶対」
「メンバーもそう思ってるだろ」
「宇野さんが…Aまだ結婚できなそう?ってこの前…」
「みんな心配してるよね…」
白「相手が野球選手だからな…仕事辞められたら困ると思ってんだろ、上は。ほら…堀北真希ちゃんとか辞めただろ?そうなったら怖いって思ってんだよ」
柚「Aさん辞めないと思いますけど…」
佐「上はバカなんだよ」
「「(笑)」」
白「ま、俺としては今年の末にはいけるんじゃないかと思ってるけどな」
柚「え…!!!」
白「そもそも会長はAいつ結婚するのー?みたいな感じだし…それに恋愛OKにしてるのに結婚はダメです、なんて言えないだろ。Aが結婚しないことには他のメンバーも続けないし」
佐「ですね。…アイツには結婚してもらわないと、(笑)」
「坂本さんの方は?どんな感じなの?」
柚「坂本さんもう…Aさんにプロポーズしてて…」
「えっ!?そうなの!?」
柚「プロポーズ(仮)ですけどね。いつまでも待つから時期がきたらしようって」
「えっ、そうだったんだ…」
佐「それって去年の3月とかだっけ?」
柚「そうです。Aさん、結構落ちてる時期で…1番近くで支えたいから結婚したいって、こっちに先に話をくれて…」
「あー…でもまだ出来ないから…」
柚「はい、それであのプロポーズ(仮)に」
佐「坂本くんのお陰でAの調子も戻ったんだよな…」
「…いつも守ってくれるね、Aのこと」
柚「はい…Aさん言ってました。“勇人は私のヒーロー”って…」
「そうだよな…」
白「ま、今後のこととか…話し合いは本人とも必要だけどな。柚木、坂本くんに連絡とってもらえる?ちゃんと打ち合わせていこう」
柚「はいっ!」
AAAチームのスタッフたちは、全員Aさんの幸せを願っているから…結婚の時期がようやく見えて、みんなホッとした表情を見せている。
私も勿論嬉しくて、すぐに坂本さんに連絡をとるのだった。
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作者名:ハナ | 作成日時:2018年9月19日 23時