31. 年始のこと ページ39
母「勇人くん、おかわりいる?」
「あっいただきます!」
『お母さん私も〜』
母「あんたちょっと…食べ過ぎじゃない?」
『え…まだ1回しかおかわりしとらんやん』
弟「姉ちゃんさっきケーキ食ってたやろ」
母「チキンも食べてた」
父「…それは食べすぎやろ」
『……いっつも我慢しとるもん、年始くらいええやん〜!』
「(笑)」
2018年1月2日。予定が空いてるなら一緒においで、とご両親に誘ってもらい、今年はAの実家へ2人で帰省した。
父「夏樹より食べるってどういうことや。お前もっと食え」
弟「…姉ちゃんの胃には勝てへん」
「…食べるの好きやもんな(笑)」
『うん、好き♪』
母「ほんと昔から食べるよね」
「昔からそうだったんすか?」
母「そう、バスケやってた頃なんて1日5食くらい食べてたよね」
『動いてたもん、その分』
弟「動いてなくても食ってたやろ」
『もう覚えてない』
母「あっA!それ残しておいて!」
『どれー』
母「こんにゃくのやつ!」
『はあい』
父「勇人くーん、食事終わったらこのボトル開けない?」
「おっ、いいっすねぇ」
この自由な感じ(笑)この家族にして、この娘あり、だな(笑)
よく仕事で東京に来るお義父さんと一緒に来るお義母さんとは、Aを交えて何度か食事をさせてもらっていた。初めてお義父さんに会った時は、もう緊張して…さすがの俺でもうまく喋れなかったのを思い出す。今でこそこんな風にラフに話せるけれど、いや〜人生って本当分からないよな。あの頃ワールドカップ見てて、まさか憧れのレジェンドと呼ばれるような人の娘と付き合って、仲良くさせてもらうなんて思わないよな。
義弟の夏樹くんも、会うのは2度目だが、フレンドリーに接してくれて勇人くん、勇人くんと懐いてくれるので実の弟より可愛がっているくらいで。
A一家と仲良くさせてもらうたびに、これからも永い付き合いをしたいと心から思う。
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作者名:ハナ | 作成日時:2018年9月19日 23時