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ページ40

『も〜…なんでやろ、なんでこんな、涙出てくんの』
「今日ぐらい泣いたらええやん。仕事も無いんやし」
『あーあ…せっかくデート楽しみにしてたのに、オシャレもしたのに…』
「また今度、絶対行こ」
『ん、…絶対ね』


.
.
.


それから暫くして、警察の人が到着した。
Aが話を聞かれている間、柚ちゃんと佐伯さんと、あとからやって来た白鳥さんという事務所スタッフの人と4人で話をする。



「Aと一緒に住もうと思います」
佐「同棲…ってこと、ですよね」
「はい」
柚「Aさんには?」
「もう言ってある。Aもそれがいいって」
柚「それなら…」
佐「ちょっと待ってくれ、今同棲を始めるのは…」
白「んー…」
「NPBの方は、こっちでどうにかします」
佐「どうにかするって言ってもその他にも発表前の仕事なんて山ほどあるんだ…今同棲を始めたら週刊誌に取られるリスクが上がる」
「それってAの心配ですか?仕事の心配ですか?」
佐「それは、…」
柚「私たち、今回なんにもして無いんですよ。Aさんのこと、危険に晒しただけ。仕事のことしか、考えてなかったから」


柚ちゃんが本当に悔やんでいる様子で、そう話す。…ずっと、Aと一緒に居てくれてたんだもんな。
そして、沈黙を貫いていた白鳥さんが喋り出す。


白「…柚木の言う通りだな。Aのこと1番考えてるのは、俺たちじゃなくて坂本くんだよ」
佐「でも…」
白「お前はちょっと、Aのこと舐めてるよ」
佐「え?」
白「週刊誌に撮られたくらいで仕事が無くなるような、安い芸能人じゃないってこと。アイツはそれすらプラスに出来ちゃうような、凄いヤツだよ」
柚「白鳥さん…」
白「ま、多分今回の事件ももう嗅ぎつけてるだろうし、時間の問題だろ。…坂本くん、」
「はい」
白「君を信じて、Aを預けるから…よろしく頼むよ。…昔からずっと見てきた、本当に、仕事を抜きにしても、大切な子なんだ」



白鳥さんの真剣な表情に、言葉に、身が引き締まる。

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設定タグ:プロ野球 , 読売ジャイアンツ , 坂本勇人   
作品ジャンル:恋愛
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ちぇる(プロフ) - こんばんわ、初めまして!キュンキュンしながら読んでいます。Twitterフォロー失礼します。 (2021年8月29日 22時) (レス) id: 1fb1214a6e (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - ぴよさん» ありがとうございます〜許可させていただきました! (2019年11月7日 20時) (レス) id: 98e31ab7a5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ - Twitterのフォロー失礼します! (2019年11月6日 23時) (レス) id: 83114b884a (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - milkさん» どのアカウントでフォローしてくださったのか分からないので、DM頂けると嬉しいです。 (2018年11月2日 17時) (レス) id: f98a4423c1 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ツイッターのフォロー失礼します! (2018年11月1日 19時) (レス) id: 9282ec8f15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハナ | 作成日時:2018年9月17日 22時

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