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Aのマンションに着き、ラインを送る。着いたでーっと…
A今から下りるね
5分くらいで降りて来るだろうと、車の中でエントランスを眺めながら待っていると全身黒づくめの男が入っていくのが見えた。
こんな天気のいい日に…暑そうやな
俺なんて白い半袖ティーシャツやぞ
…爽やかさしかない
「降りて来へんな」
5分経ってもAは降りてこないし、ラインを送っても既読がつかない……おかしいな。
そう思った瞬間、ゾワリと何かを背筋を駆け巡る。
部屋まで迎え行くか…
車を停めて、マンションに入る。
まだ部屋から出てへんのか…
鍵を差し込み回すと、逆に鍵のかかったドア。
…何かがおかしい。もう一度回してドアを開けるとそこにはカバンが転がっていて中身が散乱してしまっている。
「Aー？」
『ーーーーっ』
バタバタと音が聞こえ、微かにAの声も聞こえる。
…なんなんだ？
リビングに続くドアを開けるとそこには、
「！？おい！！！なにしとんねん！！！どけ！！！」
さっき見た黒づくめの男に馬乗りになられ、服の乱れたAの姿があった。急いで男を殴り飛ばしAを抱き起こす。するとその隙に逃げようとする男。
男「お前が悪いんだ！！！」
『っ…！』
「おい待て！！！！」
追いかけようと走り出すが、Aを置いてはいけないと思い留まる。エントランスには防犯カメラあるし、姿は写っとるはずや。今はAを、
『………』
「A、A？」
『は、はや、と…』
「ごめん、すぐ来れへんくて、もう大丈夫やから、な」
『…っーーぅう、ふぇ、』
「怖かったよな、」
そっと抱きしめると、よくやく泣き出したA。…なんでや、どうしてこんなことが、
「警察連絡しよう」
『っまって、柚、柚ちゃんに先…』
「柚ちゃん？…わかった、俺が連絡するからケータイ貸して？どこ？」
『ケータイ…玄関…』
「カバンか、」
Aをソファに座らせてから、ケータイを取りに行き柚ちゃんに連絡をかける。事情を話すとすぐに理解したようで、急いでこっちに来るみたいだ。
『はや、勇人…』
「ん？…服乱れてもうてる、着替えよか？」
『(こくり)』
「立てるか？」
『う、ん……あ、』
腰が抜けてしまっているようで崩れ落ちそうになるA。間一髪で支えて、ソファに戻す。
…そりゃそうやろ。あんな怖い思いして、普通に立てる訳ない。
「取ってきたる。待ってて」
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ちぇる(プロフ) - こんばんわ、初めまして！キュンキュンしながら読んでいます。Twitterフォロー失礼します。 (2021年8月29日 22時) (
レス) id: 1fb1214a6e (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - ぴよさん» ありがとうございます〜許可させていただきました！ (2019年11月7日 20時) (レス) id: 98e31ab7a5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ - Twitterのフォロー失礼します！ (2019年11月6日 23時) (レス) id: 83114b884a (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - milkさん» どのアカウントでフォローしてくださったのか分からないので、DM頂けると嬉しいです。 (2018年11月2日 17時) (レス) id: f98a4423c1 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ツイッターのフォロー失礼します！ (2018年11月1日 19時) (レス) id: 9282ec8f15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハナ
| 作成日時：2018年9月17日 22時
