指に触れる愛が、

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柚「雑誌の撮影があるのと、99.9クランクインしましたし、NPBさんとのコラボで始球式のために地方飛ぶのと、ツアーも始まりますからね…あと振り付け頼まれてるのがあります」
『…え？振り付け？』
柚「(ハッ)言うの忘れてました！！！！」
與「あーあ(笑)」
『……(苦笑)』
柚「すみません…申し訳ありません…」
『えーよ、後でデータ送っといてな』



まあ私が忙しいってことは、必然的にマネージャーである柚ちゃんも忙しい(もしかしたら私以上に)ってことだから…責められないよね(笑)



與「それいつまでなん？手伝おうか？」
『ええよ、真司郎も忙しいやろ。大丈夫』
與「…なんかあったらすぐ言うんやで」
『うん、ありがと』



留学中の真司郎にはとてもじゃないけど頼めない。ただでさえ行ったり来たり大変なのに…

2、3年前の忙しさに比べたら全然マシだと自分を励ます。お仕事は好きだけど、あの頃は本当にキツかったから…



『じゃあ明日、一応電話かけて？』
柚「わかりました！お疲れ様でした」
『お疲れ、気をつけてね』
與「じゃーなー」



明後日は景子と会う約束だから、振り付けの仕事は今日明日でやろう。お風呂はいってからやって、セリフは明日の飛行機の中で覚えて…あ〜頭こんがらがるな。

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