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｢今日の朝、爆豪と話した｣
Aはその事を知っており、短く｢うん｣と返事をした。轟は続ける。
｢Aが思ってたこととか、全部、聞いた｣
｢……｣
｢何も、知らなかった。……話を聞こうともしなかった｣
悲しそうな轟の横顔を見つめる。
｢俺だけがガキみたいにAに当たって、自分ばっかりになって……傷まで負わせた｣
Aは包帯が巻かれた自分の手首をキュッと握る。
｢……あいつと一緒だ、俺は。自分の勝手な都合で周り巻き込んで……俺、Aを傷つけるくらいなら｣
｢焦凍、｣
震えながら話す轟の背中にゆっくりと手を乗せ、さする。
そして片方の腕も轟の背中にまわし、力いっぱい抱きしめた。
｢私、焦凍のこと、大好き。……好きだよ、焦凍。好き｣
Aの言葉に、轟は息を詰まらせる。
｢ごめ…A…ごめん…｣
Aの小さな体を抱き締め返す。
｢俺も、好き。A、A…｣
｢うん｣
｢A、A、A｣
｢うん、焦凍。ずっと、いるから｣
Aと轟はしばらくその場で抱き合っていた。
いつも無表情な轟の目に、うっすらと涙が滲んでいた。
しかし、2人ともどこか吹っ切れたような顔をしていた。
両手首のチリチリとした痛みも、どこか治まったような気がした。
｢ヤキモチ妬いてたのか、可愛いな｣
｢ねえさっきの涙返して｣
｢……Aがヤキモチ…｣
｢ニヤケないで、恥ずかしい｣
｢可愛い、A。ヤキモチ妬きのA｣
｢……｣
｢可愛い｣
｢やめてってば…｣
昼休みの終わり、以前以上にAにデレデレな轟と顔を真っ赤にしたAが教室に戻ってきた。
轟のピリピリとした雰囲気が少し和らいだ、と思いきや。
｢うわ、爆豪顔すご｣
｢いつもじゃね？｣
｢うっせーわアホ面ァ!!!!!!!!｣
｢なんで俺だけ!?瀬呂は！？｣
反して、爆豪の方がいつも以上に機嫌を悪くすることとなった。
｢もう、遠慮はいらねー……｣
しかし、ここで折れる爆豪じゃない。
爆豪は席をたち、轟にずかずかと近づく。
｢次はねーぞ｣
ここから、A組2人の男子による堂々とした争いが幕を開けることとなった。
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ちぇな(プロフ) - 更新頑張ってください！待ってます！ (2020年3月22日 9時) (
レス) id: 339945d703 (このIDを非表示/違反報告)
かずは(プロフ) - かっこいい2人の小説でとっても楽しみに読んでます！ それと、夢主設定で、女の子作ってたじゃないですか、そのアプリなんて言うアプリを使っているんですか（具体的に）？よければ教えてください！！これからも楽しみにしています！ (2020年3月4日 14時) (レス) id: e2db7e070d (このIDを非表示/違反報告)
和乃佳 - スッゴク好きです(*´∀`)♪イケメン二人の夢小説きたｧｧｧ！！！って叫んでおりました(゜∀。) (2020年3月2日 8時) (レス) id: b2b337d8a8 (このIDを非表示/違反報告)
晴香(プロフ) - 青い夕日さん» コメントありがとうございます！あるある要素これからもっと入れられるように頑張ります。 (2020年3月1日 21時) (レス) id: 132c2747c4 (このIDを非表示/違反報告)
青い夕日 - タイトルが面白い。好きな子には意地悪してしまうのは男子のあるあるですよねぇ。爆豪がそういう系って想像するのわかります。更新頑張ってください！ (2020年3月1日 20時) (レス) id: e84367e7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴香 | 作成日時：2020年2月16日 16時
