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午後の授業が終わり、Aは荷物をまとめ帰る準備をしていた。
｢A、｣
轟はもう準備ができたようで、Aの席に鞄を持って来た。
｢早いね、ちょっと待って……よし、帰ろ｣
轟とAはいつもの様に2人で帰ろうとしていた。
｢なあ、A……今日家に来ねぇか。午前中の授業寝てて写せてねぇとこある｣
｢うん、いいよ。珍しいね、焦凍が居眠りだなんて｣
こうして、Aは轟家にお邪魔することとなった。
｢お、お邪魔します……｣
数える程しか入ったことの無い轟の家に未だAは慣れないでいた。
大きい日本家屋。さすがNo.2ヒーローの持ち家だけあって豪邸だ。
｢誰もいねぇし、緊張することねぇぞ｣
姉と父は仕事、兄は今日は帰ってきていない。
つまりこの大きな空間でAと轟は2人きりだ。
｢焦凍、私も今日ウトウトしてて字汚いと思うけど……｣
｢いや、いい。A｣
轟の頼み通り、ノートを出そうとしたAの言葉をさえぎって轟はAに言う。
｢え？｣
｢ノート取れてないのは嘘だ。…別の理由で呼んだ｣
｢別の理由…？｣
轟の眼がいつもより鋭く感じ、Aは少し距離を置いて轟を見る。
しかし、轟はジリジリと距離を縮めていく。
｢…お前、今日爆豪と何してたんだよ｣
爆豪、と轟の口から出た瞬間、Aの心臓が跳ねた。
あの時、見られていたんだ。
｢いや、ちょっと…あの時私も混乱してて、たまたま爆豪が近くにいてさ｣
｢自習中だってのに2人で楽しそうだったな？昼から2人して…なあ、A｣
口元は笑っている、ように見えるが、目に全く光の宿っていない轟の顔を見て、Aはガタガタと震える。
｢怖いよ…焦凍、どうしたの…｣
震えるAを前にしても、轟は全く表情を変えず、Aとの距離を縮めていく。
そしてついに追い詰められ、手首を捕まれ、壁にどんっと押し付けられる。
｢い、いたいよ…はなして｣
｢爆豪とも同じようなことしてたじゃねぇか……アイツは良くて俺はダメなのかよ｣
違う、違う、とAは首を振って目の前の轟を見る。
その目には涙が滲んでおり、今にもこぼれ落ちそうだった。
｢…爆豪は、慰めてくれただけだよ。別に何も疚しいことなんてない｣
しかし、Aはぐっと涙をこらえ、下からキッと轟を睨みつけた。
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ちぇな(プロフ) - 更新頑張ってください！待ってます！ (2020年3月22日 9時) (
レス) id: 339945d703 (このIDを非表示/違反報告)
かずは(プロフ) - かっこいい2人の小説でとっても楽しみに読んでます！ それと、夢主設定で、女の子作ってたじゃないですか、そのアプリなんて言うアプリを使っているんですか（具体的に）？よければ教えてください！！これからも楽しみにしています！ (2020年3月4日 14時) (レス) id: e2db7e070d (このIDを非表示/違反報告)
和乃佳 - スッゴク好きです(*´∀`)♪イケメン二人の夢小説きたｧｧｧ！！！って叫んでおりました(゜∀。) (2020年3月2日 8時) (レス) id: b2b337d8a8 (このIDを非表示/違反報告)
晴香(プロフ) - 青い夕日さん» コメントありがとうございます！あるある要素これからもっと入れられるように頑張ります。 (2020年3月1日 21時) (レス) id: 132c2747c4 (このIDを非表示/違反報告)
青い夕日 - タイトルが面白い。好きな子には意地悪してしまうのは男子のあるあるですよねぇ。爆豪がそういう系って想像するのわかります。更新頑張ってください！ (2020年3月1日 20時) (レス) id: e84367e7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴香 | 作成日時：2020年2月16日 16時
