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お昼時、ランチルームにAは麗日と向かっていた。
｢うわー、人多いな｣
さすが雄英、という程の広さではあるが、雄英は人も尋常じゃないくらい多い。
ヒーロー科だけでなく、普通科やサポート科、経営科もランチルームを利用していた。
｢2人とも、一緒にいいかな｣
2人の前に、緑谷と飯田が来た。
｢うん、一緒食べよ｣
Aは麗日に、ね？と確認し、もちろん麗日も快く受け入れた。
｢緑谷、委員長頑張ってね。できることは手伝うから｣
｢あ、ありがとう花咲さん…でもやっぱ不安だ｣
ご飯を食べながら談笑し、緑谷の委員長のことや飯田の家の事情のことについて知った。
すると、突然
ジリリリリリと大きな音が校舎中に響いた。
辺りが突然のことにザワつく。
｢セキュリティIIIが突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外に避難してください｣
そしてこのアナウンスが更に場をざわつかせる。
セキュリティIIIが突破された。
それは校舎内に侵入者が出たという意味。
食堂は大パニックになっていた。
Aたちは大勢の人達に揉まれて身動きが取れないでいる。
｢押すなって!!｣
｢痛い、ちょっと！！｣
ランチルームから非常口までの道は大混雑。
さっきまで一緒にいたはずの緑谷たちとAははぐれてしまった。
｢う、ううぅ｣
人より身体の小さいAは人混みの中でもみくちゃにされる。
｢あ、っ……｣
身体の大きい男子生徒とぶつかり、バランスを崩す。
こんな人混みの中で倒れるのはまずいと体勢を整えようとするが、うまくできない。
倒れる、と思い目を瞑った瞬間、グイッと腕が引っ張られ、身体が引き寄せられた。
｢っとにトロいなクソチビ｣
｢あ……ばくご…｣
爆豪はAを更に自分の方へ引き寄せてほかの生徒たちから守るように壁と自分の身体の間にAを押し込む。
｢俺の服、掴んどけ。倒れられた方がめんどくせぇ｣
Aは｢うん｣と小さく返事をして爆豪の背中のブレザーを掴む。
その時
｢わっ、轟くん、こわぁい｣
自分の恋人の名前が呼ばれるのが近くで聞こえ、その方向に顔を向ける。
｢…ッ｣
朝轟に手紙を渡していた女子生徒が、轟の胸に倒れ込んでいる様子だった。
仕方ない仕方ないと自分に言い聞かせながらも、モヤモヤとした気持ちが湧いてくるのが分かる。
｢…く、ぅ……｣
自然と爆豪の制服を握る力が強くなる。
｢……花咲｣
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ちぇな(プロフ) - 更新頑張ってください！待ってます！ (2020年3月22日 9時) (
レス) id: 339945d703 (このIDを非表示/違反報告)
かずは(プロフ) - かっこいい2人の小説でとっても楽しみに読んでます！ それと、夢主設定で、女の子作ってたじゃないですか、そのアプリなんて言うアプリを使っているんですか（具体的に）？よければ教えてください！！これからも楽しみにしています！ (2020年3月4日 14時) (レス) id: e2db7e070d (このIDを非表示/違反報告)
和乃佳 - スッゴク好きです(*´∀`)♪イケメン二人の夢小説きたｧｧｧ！！！って叫んでおりました(゜∀。) (2020年3月2日 8時) (レス) id: b2b337d8a8 (このIDを非表示/違反報告)
晴香(プロフ) - 青い夕日さん» コメントありがとうございます！あるある要素これからもっと入れられるように頑張ります。 (2020年3月1日 21時) (レス) id: 132c2747c4 (このIDを非表示/違反報告)
青い夕日 - タイトルが面白い。好きな子には意地悪してしまうのは男子のあるあるですよねぇ。爆豪がそういう系って想像するのわかります。更新頑張ってください！ (2020年3月1日 20時) (レス) id: e84367e7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴香 | 作成日時：2020年2月16日 16時
