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月曜朝、Aはいつも通り轟と登校し、自分の席に座って授業開始まで待っていた。
前の席にどかっと効果音がつきそうなくらい堂々と爆豪が座る。
｢おはよ、爆豪｣
｢朝からうるせぇ｣
｢そんな大きな声で言ってないじゃん｣
爆豪の顔を見て、Aは一昨日の轟とのやり取りを思い出す。
『あんなに仲良いとは思ってなかった』
あのときの轟の恥ずかしがる顔を思い出し、無意識に顔がにやけてしまう。
｢…何ニヤけてんだ、気色わりぃ｣
目の前でだらしなくにやけるAに、爆豪は引き気味で毒を吐く。
｢べっつにー？爆豪にはちょっと感謝だねぇ｣
Aの言ってる事の意味がわからず、爆豪は顔をしかめる。
Aの顔を見て、爆豪はあるものに気がついた。
｢花咲…首、｣
そう言われて、Aは自分の首元を見る。
｢！！！なっ、……！！｣
どうやら心当たりがあったらしく、Aは顔を真っ赤にして慌てる。
｢……これは、えーと…｣
誤魔化そうとするが、いい言い訳が見つからない。
｢…!!｣
慌てるAの後ろに、轟が自分の席からこちらを見ているのに気がつく。
ばっちりと視線が合い、爆豪は元々つり上がっている目を更に鋭くして轟を見る。
相変わらず轟はすかした顔をしているが、一瞬だけ勝ち誇ったように笑った気がした。
自分への当てつけのつもりだ、と爆豪は察し、自分のカバンを漁る。
｢虫刺されだろ、貼ってやるからじっとしてろ｣
爆豪がカバンから出したのは、絆創膏であった。
｢そ、そうだった！蚊に刺されてたんだ！ありがとう｣
自分で貼るよ、とAは爆豪から絆創膏を受け取ろうとするが、爆豪はそれを避け、Aの首に貼る。
｢…随分と目障りな蚊だな｣
｢なんて？｣
｢なんでもねーよクソチビ｣
｢もー、折角今日優しいなあって思ってたのに｣
｢ほっとけ｣
｢でも、ありがとう｣
｢チッ｣
絆創膏を貼ると、爆豪はAから視線を逸らし、前を向いてしまった。
｢……｣
今度は、Aが後ろを向いて、轟を見る。
轟はAに気が付き、ニヤッと少し笑った。
｢ーーーっ！！｣
Aは轟にベーッと舌を出し、また前を向き直した。
自分が着けた跡に焦るAと怒る爆豪。
轟の気分は最高に良かった。
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ちぇな(プロフ) - 更新頑張ってください！待ってます！ (2020年3月22日 9時) (
レス) id: 339945d703 (このIDを非表示/違反報告)
かずは(プロフ) - かっこいい2人の小説でとっても楽しみに読んでます！ それと、夢主設定で、女の子作ってたじゃないですか、そのアプリなんて言うアプリを使っているんですか（具体的に）？よければ教えてください！！これからも楽しみにしています！ (2020年3月4日 14時) (レス) id: e2db7e070d (このIDを非表示/違反報告)
和乃佳 - スッゴク好きです(*´∀`)♪イケメン二人の夢小説きたｧｧｧ！！！って叫んでおりました(゜∀。) (2020年3月2日 8時) (レス) id: b2b337d8a8 (このIDを非表示/違反報告)
晴香(プロフ) - 青い夕日さん» コメントありがとうございます！あるある要素これからもっと入れられるように頑張ります。 (2020年3月1日 21時) (レス) id: 132c2747c4 (このIDを非表示/違反報告)
青い夕日 - タイトルが面白い。好きな子には意地悪してしまうのは男子のあるあるですよねぇ。爆豪がそういう系って想像するのわかります。更新頑張ってください！ (2020年3月1日 20時) (レス) id: e84367e7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴香 | 作成日時：2020年2月16日 16時
