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｢ふぅー、焦凍、お待たせー｣
リビングのソファに行儀よく座る轟にAは後ろから声をかけた。
｢ほんとに良いのか？やっぱり親御さんに…｣
｢夫婦で旅行満喫してんだから、そっとしておこ｣
日曜の夕方までAの両親が居ないということで、轟は急遽花咲家に泊まることになっていた。
｢それより、お姉さんかお兄さんには伝えた？｣
｢ああ、夏兄が電話でた｣
｢そっか｣
Aは、轟の家の事情を少なからずは知ってはいるが、両親のこととなると顔色や表情をガラッと変える轟を見て、自分が触れてはいけないと思い、短く返事をした。
｢焦凍ぉーー｣
Aもソファにどかっと座り、轟の脚の上にごろんと頭を置く。
轟は一瞬驚き、ふっと笑ってAの頭を撫でた。
｢わ、焦凍睫毛なが｣
｢そうか？意識して見た事ないから、わかんねぇ｣
｢……ほんと、綺麗な顔。下から見てもカッコイイもん、どーゆーこと｣
轟の頬を軽くつねったり、ちょんちょんとつついたりしてAは遊ぶ。
轟本人は特に嫌がらず、Aの髪の毛で手遊びしていた。
｢A組、可愛い子多いよねぇ、目の保養ー｣
Aは思い出したように言った。
Aは新しいクラスの女子の顔を思い浮かべる。
皆それぞれ違った魅力があり、容姿も言動も優れている人ばかりだ、とAは心から思っていた。
｢Aが1番かわいい｣
｢……へ？｣
Aの手がぴたっと止まり、固まる。
｢？？？違うのか？｣
｢な、なにが？｣
｢女子が他の人を褒めた時、こう言ったら喜んでた｣
｢なんじゃそりゃ。前の彼女さんとか？｣
｢Aとしか付き合った事ねぇ…。姉さんが見てたドラマ｣
｢…なるほど｣
Aはクスッと笑って再び轟の顔をいじり始めた。
｢ほんとに思ってたことだから、共感するかなぁって思っただけ。ヒーローって、見た目がいいとかに越したことないからさ｣
轟はあまり理解できず、少し首を傾げた。
｢私も焦凍ぐらい顔が良かったらなあ｣
｢何言ってんだ｣
｢わっ｣
Aの手首をつかみ、轟はAの上に乗っかるように体勢を変える。
｢俺が言ったのも本心だ。Aが1番かわいい｣
真剣な顔に、Aの顔がカァァっと赤くなる。
｢ちょ、焦凍…恥ずかしい｣
｢可愛い｣
｢嘘、もうやめ…｣
｢可愛い、A｣
Aの小さい手に、軽く口付けをおとした。
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ちぇな(プロフ) - 更新頑張ってください！待ってます！ (2020年3月22日 9時) (
レス) id: 339945d703 (このIDを非表示/違反報告)
かずは(プロフ) - かっこいい2人の小説でとっても楽しみに読んでます！ それと、夢主設定で、女の子作ってたじゃないですか、そのアプリなんて言うアプリを使っているんですか（具体的に）？よければ教えてください！！これからも楽しみにしています！ (2020年3月4日 14時) (レス) id: e2db7e070d (このIDを非表示/違反報告)
和乃佳 - スッゴク好きです(*´∀`)♪イケメン二人の夢小説きたｧｧｧ！！！って叫んでおりました(゜∀。) (2020年3月2日 8時) (レス) id: b2b337d8a8 (このIDを非表示/違反報告)
晴香(プロフ) - 青い夕日さん» コメントありがとうございます！あるある要素これからもっと入れられるように頑張ります。 (2020年3月1日 21時) (レス) id: 132c2747c4 (このIDを非表示/違反報告)
青い夕日 - タイトルが面白い。好きな子には意地悪してしまうのは男子のあるあるですよねぇ。爆豪がそういう系って想像するのわかります。更新頑張ってください！ (2020年3月1日 20時) (レス) id: e84367e7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴香 | 作成日時：2020年2月16日 16時
