隣のCafeのお嬢さんが愛されています

本気で殺虫剤かけるつもりで ページ41

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伸之「あー、とりあえず座れば？」

「なんでアンタが指示出してんのよ」

伸之「これでも先輩な、俺」

「アンタが先輩とか...。この子達可哀想」






なんて茶番だ
そこに可哀想な後輩がいるのに

まるで空気扱い...





「とにかく、アンタ帰って」

伸之「却下」

「...殺虫剤かける前に出てけ」

伸之「それ殺人だから！普通に俺死ぬから！！」

「いいから！もう邪魔なの！」

伸之「...はいはい、わぁったよったく...」

「また会えるんだから、ね？」





黒い財布から450円
ピッタリの小銭がカウンターに置いてから

伸之は最後にわたしの頭を撫でる






伸之「そうだな。すぐ傍だもんな」






本当、好きだな...この行動






伸之「今度は連絡してから来るわ」

「うん、是非そうして」

伸之「ん、じゃーなA...とRAMPAGE」






相変わらず大きい背中だ

その背中がたまに小さくなるのは
わたしと彼に近い人しか知らないんだろうな






「...お待たせしました。奥へどうぞ？」






新しいお客様を奥へ案内

にしても、なんか多い気もするけど
この際、なにも気にしないことにしよう






「飲み物どうしますか？」

「えと、とりあえず...全員、ココアで」

「承りました。少し待ってくださいね」






今日も満足に営業出来そうにない

ということで...
ごめんなさい、わたしのリピーターさん






「今日はCLOSE」






明日は必ず開けるから
珈琲はその時にお願いします



なんて、密かなお願い






...お客さんいなくなりそうだな、これ









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世の女性は平等に早とちり→←理解者だって？はっ倒すぞ

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