刀の付喪神と付喪神を兄に持つ少年【アンティークFUGA 】【刀剣乱舞】

付喪神が四人 ページ6

風雅side

兄さん達と時の政府の本部にやって来た
そこで審神者の申請をするようだ
審神者になる人の殆どは政府のスカウトと聞いた

勿論、希望でなれる人も居るらしいけど
なれる人は霊力が多い人
けれど、自分では霊力の多さは分からないみたい

僕の場合は霊力が多いのに合わせて
付喪神とすぐに仲良くなるから
それが要因らしい

唯｢紗那、何かあればこの建物ごと消滅させますよ｣

紗那｢嗚呼、分かっている｣

風雅｢やりずらい…｣

後ろで僕が申請書を書いているのを
兄さん達が僕を守る様に囲んでいる
書きずらいよ……

男｢では、この本丸に就任してもらいます｣

風雅｢分かりました！｣

これから始まるのは
刀に宿った付喪神との生活
その中には軽く千年以上生きている付喪神もいるみたい

付喪神はどんなものに宿っても美形ぞろいだ
刀の付喪神の人達はどんな感じの美形なんだろう……
兄さん達みたいに、この世のものとは思えないぐらいなのだろうか

僕はそれが凄く楽しみだった

男｢本丸も決まりましたので…初期刀をお選びください｣

風雅｢初期刀？｣

男｢はい、この五振りの刀にも刀剣男士が…付喪神が宿っております、顕現させるのは風雅様です｣

風雅｢あの…五振り全部って…｣

男｢不可能ではありませんが…多くの霊力を消費されます｣

唯｢だったら私達でやれば良いでしょう｣

唯兄さんがそう言った
それじゃあ僕が審神者になる意味が無いよ
僕の霊力はどれぐらい多いのか分からない

だったら物は試しじゃないかな

風雅｢付喪神さん、お話しませんか？｣

僕がそう言えば
刀から大量の桜の花弁が舞い始めた
それが治まったらそこには五人の美少年が立っていた

？｢あー、川の下の子です、加州清光｣

？｢蜂須賀虎徹だ、俺を贋作と一緒にしないでもらえるかな｣

？｢山姥切国広だ…なんだその目は｣

？｢僕は歌仙兼定、風流を愛する文系名刀さ｣

？｢わしは陸奥守吉行じゃ、せっかくこがなとこに来たんじゃ、世界を掴むぜよ！｣

歌仙｢陸奥守、君だけ台詞を全て言えるのはおかしくないかい？言葉を遮るなんて雅じゃない｣

山姥切｢それを言うならお前もだろ｣

加州｢ちょっと！何で俺が一番最初で遮られなきゃいけないの!?｣

蜂須賀｢加州は被害者だね｣

顕現そうそう喧嘩し始めちゃった……
一振りに絞れって意味
何となく分かる気がした……

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