刀の付喪神と付喪神を兄に持つ少年【アンティークFUGA 】【刀剣乱舞】

付喪神が一人 ページ3

風雅side

男｢此方が風雅様に行ってもらいたい本丸でございます｣

紗那｢執拗い、これ以上付き纏われても金にならん｣

唯｢お金は兎も角、風雅に審神者をやらせはしません｣

風雅｢あのさ、審神者って…｣

男｢審神者は刀剣男士を顕現させ、歴史遡行軍…またの名を歴史修正主義者を殲滅させる為の霊力を多く持った人間です｣

風雅｢じゃあ僕には霊力があるんですか？｣

紗那｢まともに聞くな風雅、ろくな事が無いぞ｣

唯｢紗那の言う通り、風雅こればかりは私も反対です｣

風雅｢でも…｣

紗那兄さんも唯兄さんも
審神者という職業に反対みたい
というか、二人共審神者を知ってるんだ

男｢霊力が多いという訳ではなく、貴方は付喪神と対話出来る『目利きの中学生』だった方です、貴方様なら素晴らしい審神者になれるでしょう｣

風雅｢どうかな…｣

中学生の頃、付喪神の皆から
来歴とかを聞いていたら
『目利きの中学生』と言われる様になった

まぁ、付喪神が見える様になったのは
細かく言うなら紗那兄さんがスイッチを押してくれたから
僕だけだったら、いつまで経っても見えてなかったかも

紗那｢もし風雅を無理矢理にでも審神者にしたいなら、俺も行くからな｣

唯｢奇偶ですね紗那、私も同じ考えでしたよ｣

風雅｢二人は弟離れしようよ…｣

僕は高校生になった
それでも扱いは中学の頃と変わらない
それも嬉しいんだけど……

二人共容姿変わらないから違和感凄いんだよ……
メグちゃんやおばさんだって不思議がるし……
その度に言いくるめる二人も凄いけど！

男｢これだから高位の精霊は面倒なのだ…精霊の長だからといって優遇はしませんからね｣

唯｢構いません、私達はただ風雅を守りたいだけなので｣

紗那｢嗚呼、それに審神者は儲かると聞くからな｣

風雅｢紗那兄さんの理由は兄さんらしい…｣

何か……ブレないね……

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