ブラック本丸の審神者は検非違使少女―第弍部【刀剣乱舞】【検非違使擬人化】

68─信用してるからこそ ページ28

Aside

燭台切「主、大丈夫かい？」

A「嗚呼、大丈夫だ」

私よりも言祝の方が大丈夫じゃないが

矢張り、私が悪いのだろうか……

燭台切「主がそうやって気負う事無いと思うよ」

A「だが…」

燭台切「放っておいても何時かは起きた事かもしれない、それが今日来てしまっただけだよ」

燭台切はそう諭してくれたが
矢張り私は納得がいかない
そんな私を見るやいなや燭台切はため息をついた

燭台切「ねぇ主、僕等じゃどうにも出来ない事を悔いても無意味だよ」

A「無意味かどうかは私が決める」

燭台切「いや、無意味だったんだよ」

A「何故そう決めつける」

燭台切「主も分かってるでしょ？これは補佐君の問題だって」

A「それは…」

分かってはいるが
私でも解決出来る筈だ
確証がある訳では無いが……

燭台切「主は補佐君を助けたいっていう事は伝わったよ？けど、それを解決は出来ないよ」

A「でも…」

燭台切「主は補佐君を信用してないの？」

A「そんな事は無い」

燭台切「じゃあ大丈夫だよ」

私が顔を上げると
燭台切は微笑んでいた
大丈夫という確証は何処から来るのか……

燭台切「主が信用してるなら、補佐君だってそれに答えてくれるよ」

A「そうだろうか…」

燭台切「うん、補佐君も時期に目を覚ますよ」

A「……」

私は不安で言祝の方を見た
本当に大丈夫なら今すぐにでも目を覚ましてほしい
まだ審神者としてやらなければならない事を知らなければならない

薬研「落ち着けよ大将、補佐も平気だしな」

何処から聞いていたのか薬研が居た

A「…なら、信じよう」

ちゃんと目を覚ましてくれる事を

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