鶴が八十八羽 ページ18
三日月に手伝ってもらって布団から抜け出す
それにしても倶利伽羅のキャラがどんどん離れてるぞ
俺の知ってる倶利伽羅は一匹狼みたいな奴だぞ
めちゃくちゃ馴れ合ってくるんだが
三「それで鶴や、やりたい事というのは何だ?」
「嗚呼、特にはない」
三「あなや…」
「騙して済まなかったな、だがこうしないと彼処から抜け出せる気がしなかったんでな」
三「鶴はあの二人が嫌いか?」
三日月が不思議な事を聞いてきた
「…?嫌いではないが、何故だ?」
三「鶴は心のどこかで俺達と距離を置いているのではないか?」
「いきなりだな…」
突然の事だった
本当に三日月は何処へ行っても聡いやつだ
確かに少しではあるが距離を置いている
「そんな事は無いがな、そう感じさせてしまったなら、謝るぞ?」
三「いや、俺は嫌な思いはしていない」
「心配して損したぞ」
あんな事を聞くから
もしかして三日月も嫌な思いをしているのかと思ったのにな
してないのかよ
「君こそ、俺の事を苦手だと思っているんじゃないか?」
三「はて、身に覚えはないな」
「俺は君と同じで平安の生まれだ、それ故にお互いを掴みどころが無いために少し苦手意識をお互いに持っている」
三「お主は俺に苦手意識を持っていたのか」
「それは君だって」
お互いに苦手意識を持っていて
その所為で知らぬ間に距離を置いていたのだろう
それこそ、自分達の無意識に……
俺は、三日月に見破られたくなかったから
だったら、何故三日月は俺を避けたのか
俺に苦手意識を持ってしまったのか
俺自身にも、彼自身にも
分かり得ないことだった
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カノト(プロフ) - 真紅さん» 有難うございます!あんな感じで良かったのか不安でしたが、満足頂けて良かったです! (2017年12月2日 21時) (レス) id: a01b9f2740 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - カノトさん» 拝見させていただきました。 凄い、こう、間極まって言葉が出てこないんですが、凄く良かったです! ありがとうございました!これからも応援しています! (2017年12月2日 19時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
カノト(プロフ) - 真紅さん» リクエスト有難うございます!確かに本編じゃまんばちゃんとの絡みが未だ無いので頑張らせて頂きます! (2017年12月2日 19時) (レス) id: a01b9f2740 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - まんばちゃんとの絡みが見てみたいです。一気見しちゃうくらい面白いです!寒くなって来たので御自愛ください。 (2017年12月2日 18時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
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