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鶴が八十六羽 ページ16

「すまんな太郎太刀」

太「いえ、では私はこれで」

「嗚呼」

太郎は伊達部屋から離れて行った

「…全く」

最初に倶利伽羅の布団を敷き
次に光忠の布団を敷く
俺の布団は何時も真ん中だ

もう、諦め始めてるよな、俺……

二振り共、起きる気配はない
もう少しの辛抱だな
部屋の前なんだから

まずは倶利伽羅を抱え布団に寝かせた
その後は光忠だ
俺は真ん中だからな

服……どうするか……

「面倒だしこのままで良いか」←

着替え、何処に閉まってるか知らないんだよ

俺だけでも着替えておくか

鏡を見ながら思う

「やっぱり細いよなぁ…」

苦笑混じりに言った
ゲームをやっていた頃にも思っていた事だが
何時か、折れてしまうのではないかって思っていた

手首を掴んでみると
指に触れる事も出来る
少し、太くしないとか?

だが、刀剣男士って鍛えられるのか?
なのに、鶴丸はよく片手で太刀を持てるよな……
いや、俺だけども……

別に軽い訳でもない
重い訳でもない
体が慣れているのだろう

でも、太郎と話していて
本当に自分がどんな名前だったのか忘れた
人間だった頃の特徴が少しでもあれば良かったのにな

目の色が違うとかさ……?
俺の目は、本物の鶴丸国永同様の
蜂蜜色だった

黄色にも見えなく無いんだがな

人間と神様
人間と刀
人間と付喪神

こんなにも生きてる時間が違うのに
鶴丸は何で俺を選んだのか本当に謎だ
鶴丸国永なんて何回も見てきた

演練でも何回も見ていた
何処のブラック本丸の鶴丸国永かなんて
俺には見当もつかない

俺がやる演練では
何故かブラック本丸が多かったんだからな
……こういう所はまだ覚えてるんだな

「もう寝るか…」

俺は布団に入って寝た

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設定タグ:刀剣乱舞 , 鶴丸国永成り代わり , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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カノト(プロフ) - 真紅さん» 有難うございます!あんな感じで良かったのか不安でしたが、満足頂けて良かったです! (2017年12月2日 21時) (レス) id: a01b9f2740 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - カノトさん» 拝見させていただきました。 凄い、こう、間極まって言葉が出てこないんですが、凄く良かったです! ありがとうございました!これからも応援しています! (2017年12月2日 19時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
カノト(プロフ) - 真紅さん» リクエスト有難うございます!確かに本編じゃまんばちゃんとの絡みが未だ無いので頑張らせて頂きます! (2017年12月2日 19時) (レス) id: a01b9f2740 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - まんばちゃんとの絡みが見てみたいです。一気見しちゃうくらい面白いです!寒くなって来たので御自愛ください。 (2017年12月2日 18時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カノト | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年8月28日 23時

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