建築士と実況者集団【wrwrd!】【日常組】 (ページ9)

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建築士49 ページ9

「……さぁて」

どうしようかな、蹴ろうかな
それか大声で叫んで開けてもらう？
いやでも、ぺいんとが二日酔いだからなぁ……

「よし」

取り敢えず気付いてもらえる程度に強めに扉を蹴った

部屋の中から“ぎゃああああああああ！！”と聞こえた
ゴメン、悪気は無かった

恐る恐ると開かれた扉の奥には、ロボロさんがビクビクとこっちを見ていた

「両手塞がっててさ……
開ける方法無かったから蹴ったんだけど、誰が叫んだの？」

何故か嬉々とした声で俺は聞いた
悪趣味？知らないなぁ(目逸らし)

「あー……
ぺいんとさんとシャオロンやで……

あの二人、不意打ちには弱いんやって
ぺいんとさんなんか、二日酔いなのに叫んだで」

「あの耳の痛くなりそうな叫び声はやっぱりお前も混ざってたか」

自分とシャオロンの叫び声が頭に響いたようで、グルッペンの隣で蹲っている
いやホント、驚かせたのは悪かった

「ぺいんと、水飲め
頭痛薬も持ってくるから、貸してる部屋で休んでな」

「うう゛……

ねぇ、あんなに強く蹴る必要あった？？」

「これでも加減したんだぞ」

もっとひどい時は、扉壊れるから
蝶番(ちょうつがい)壊れちゃうから

「グルッペン、ぺいんと部屋に運んで」

「分かった」

グルッペンはぺいんとを担いだ
担ぎ方が米俵持つみたいで、もう少し労わってやれよとか思ったり←

てかちょっと待て
あいつ、ぺいんとの事頼む前に紅茶に手を伸ばしてたよな？
やべぇやべぇ

「あっシャオロンさんとロボロさんは砂糖の量分からないから瓶ごと持ってきたよ
あまり使い過ぎないようにね、体に悪いから」

「有難うございます

グルさんみたいに馬鹿みたいには入れませんww」

「グルさんが甘党すぎるだけやろ……」

あれはホントにどうなってんのかと思ってるよ←