建築士と実況者集団【wrwrd!】【日常組】 (ページ8)

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建築士48 ページ8

「まぁ適当に座ってよ

凛に飲み物頼んでくるから
何飲みたい？」

「あっ、僕はカフェオレで」

「俺らは紅茶で大丈夫やで」

「ぺいんとは水、俺にも紅茶で頼むゾ」

「お前もかよ

おkおk」

部屋を出て、キッチンに向かう
案の定、キッチンには昼食を作っている凛の姿があった

「りーん、紅茶とカフェオレって何処に置いてる？」

「そんならそこの茶棚です」

少し訛った口調
久しぶりに聞いた、凛の京言葉

「……今のはお忘れ下さい」

「えー、ヤダね」

「……お嬢様？」

「いつも無理して言ってたんだから、誰もいないところぐらい良いんじゃないの？

俺、凛の京言葉は上品で好きだよ」

元々父親が連れて来た子だけど
俺にとっては従姉妹とか妹みたいな感じだし

「おおきに

ほんなら、もう少し自重してくれはります？
うちかて、あそこまで関西の人らに囲まれて、地元の喋り方直るん知ってはりますやろ？」

「たまたま、グルッペンの知り合いが関西生まれなのが多いだけだよww」

大体は関西から上京してきてるらしい
関西の大学行けばいいのにとは思うけど、色々あるんだろね、うん

「それで、ここの茶棚？」

「ええ、紅茶は一番上
カフェオレは三段目です」

「サンキュ
カップは？あと水を持って行きたいからグラス」

「カップは食器棚の左側、グラスは一番上です

量が多いんやね、テーブルの上にお盆あるから使いや」

「気遣いの鬼」

「次言ったら、分かってはります？」

「冗談冗談

じゃあお盆借りるね」

紅茶三つのティーパックで紅茶を作る
グルッペンは甘党だから、砂糖多めだとして
ロボロさんとシャオロンさんって、平気のかな……

「角砂糖は？」

「調味料棚の中にある赤い瓶の中にあります」

「おk、量分からないからこれごと持ってくね」

「グルッペンさんに使い過ぎひんよう伝えてください」

「先に４つか５つくらい入れてく」

これで入れさせないからな

「じゃあ持ってくね」

「その状態で、ドア開けはるん？」

「中の奴に開けてもらうさ」

流石にこれを片手では持てないから