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85─心配しすぎな ページ6
二人して見習いの所へ行こうとしたから
流石にまずいから止めた
心配症かよ、コイツら
言祝「いい！？今更彼奴にあった所で手遅れなの！それは宗近がよく分かっているはずだろう!?」
三日月「しかし、主よ…」
言祝「今のボクは審神者じゃないの、いい加減白昼夢を見るのは辞めな、幻想ばかり見ていても、何も起きない」
ボクには、『主』と呼ばれる資格など
もう、無いのだ
それなのに宗近は、優しすぎる
家族も守れなかった奴が主なんて……
言祝「ところで、お小夜とか和泉は？一体何処の本丸に…」
歌仙は覚えてる
壊れる寸前の出来事だ
目の前で折られれば、記憶の片隅でも残る
折られなかったのは
光忠・宗近・お小夜・和泉
最後に折られた歌仙を入れれば、五振り居たのに
三日月「小夜は、左文字の兄弟が揃っている本丸へ、和泉守は、新選組が揃っている本丸、光忠は太鼓鐘がいる本丸へと渡された、俺は難民とやらが多いらしくてな、沢山の本丸から来て欲しいと言われた」
『全て嫌な霊力だったがな』と最後に付け足された
全部、夜伽目的だろう
宗近は、素材がいいから
場所によっては
顔良し・体格良し・性格良しの
この、女性が欲しがる三拍子が揃っている
言祝「そっか…皆、平和って事か…宗近以外は」
最後の言葉を強調すると
宗近は『そう言うでない』と
頬を膨らませて言った
お前がやっても可愛くないぞ
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