ブラック本丸の審神者は検非違使少女─第参部【刀剣乱舞】【検非違使擬人化】 (ページ2)

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81─記憶の欠片はページ2

ボクが名前を呼ぶと泣きそうな顔をしている
相当心配してたみたいだね？
でもボクはボクなんだ

君の期待を裏切った事に変わりはないだろう

言祝「取り敢えず、刀下ろしてくれない？」

A「……」

『下ろしてくれそうにないよ』

分かってる、嫌われてるって事だろ？

A「言祝は…」

言祝「ボクが言祝だけど？」

A「嘘をつくなら、もっとマシな嘘をつけ」

『あんな言葉、何処で覚えてきたのだろう』

書物で読んだんじゃないかな

言祝「あのさ、ボクの中に君の知ってる方はまだ居る、それで満足？」

ボクがそう言えば刀を下ろしてくれた
素直でいい子だ、姿見はやっぱり便利だね
もう少し使えるかもしれない

『悪用しないでくれよ』

分かってるさ

A「これからどうする気だ」

言祝「勿論、君の補佐を続けるけど？」

おっと、また怒らせたかな
刀に手を伸ばしているよ
彼女は案外短気だね

『君に似たんだろう？』

かなり失礼だな

言祝「大丈夫、もうボクは刀を向けない、昔を思い出したんだ、そんな事をすればあの悲劇を繰り返すだけだしね」

ボクはちゃんと笑えてる？

『微妙なラインかな』

ディスるの辞めてくれない？

A「一応、補佐としては認めよう」

上から目線だねぇ

『実際に歳上だけど』

嫌なこと言わないでくれる？
まぁいいや、認めてもらえたなら
このままじゃ、殺されるところだったし