高校3年、秋-7- ページ8
おつかれ！
すごかった！
よかったよー！めっちゃかっこよかった！
葵様ぁぁぁあ！！
無事に軽音部とダンス部のライブパフォーマンスは終幕し、廊下を歩けば会う人会う人に感想を飛ばされていた。
みんな楽しんでもらえたようで私も充実感と達成感でなんかフワフワしてる。3年連続でやらせてもらったこのステージ。
これが最後なのはちょっと惜しいけど、有終の美を飾れたと思うし、後悔はない。
「葵ちゃーん！！」
呼ばれた声に振り返ると女の子たちに囲まれていたであろう3人がこっちに走ってきた。どこに行ってもイケメンは人気だね。
「おつかれ！いやー葵ちゃんがあないにすごい人やったなんて知らんかったわ！ほんま感動したで！」
「こいつ葵ちゃんと神城ちゃんのMCのとき泣きかけとったんよ」
「余計な事言わんでええねんサム！お前かてサイリウム振り回しすぎてお隣さんにぶつかりそうになっとったやん」
「楽しすぎてな。ちゃんと謝ったし許してくれたで」
「楽しんでくれたなら何よりです！よかった！！」
「葵」
「何、倫太郎！？」
大勢の人が行き交う廊下のど真ん中で倫太郎の腕の中に閉じ込められた。
「ちょちょちょっとまって！私まだ着替えてないしシーフリーズしてないし汗臭いから！！」
「んーん、気にならない。大丈夫」
「私が大丈夫じゃない！そして恥ずかしい」
「葵本当にかっこよくて可愛くてみんなにファンサしてキャーキャー言われて俺の彼女やばいなって思った。でもみんなの葵って感じなのちょっと嫌だったんだけど」
「それはつまり……嫉妬？」
「うん。葵は俺だけの葵がいい」
「はぇ………」
耳元でそんなん言われたら死ぬって。本当に脈拍おかしくなってるから今。心臓が爆発するって。この人ほんとに私の彼氏でいいの！？
「だから牽制。あんまり一緒にいられないから、変な男が寄り付かないように見せつけないとね」
「………ど、どんな男が寄ってきたって、私はす…倫太郎しか…す、好きじゃないから…」
「…………」
「な、何か言ってよ！」
「俺の彼女まじ尊い」
「はっ？ん！？」
きゃぁぁあっていう黄色い歓声が遠く聞こえた。一瞬だったけど唇に触れたあの熱はきっと気の所為じゃない。
「俺も、葵だけだよ」
私の彼氏まじ尊い。
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はいきゅ。❤︎ - すみません！！！！！！初コメではありませんでした！！！かな様ごめんなさい！！！！ (4月13日 22時) (
レス) @page10 id: 32bb66029a (このIDを非表示/違反報告)
はいきゅ。❤︎ - え、まってください！！！！このお話、、、、初コメを、、私が頂いていいのでしょうか！？！？！？？！というかこの夢小説最高なのですが！？！（（語彙力ゼロ ほんとうに作者様生まれてきてくれてありがとうございます！長くてすみません！続き見たいです！ (4月13日 22時) (レス) @page10 id: 32bb66029a (このIDを非表示/違反報告)
かな - 好き (2022年3月10日 10時) (レス) id: 4f3c0f4c8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いくと | 作成日時：2022年3月4日 0時
