10年と誕生会#1 ページ38
ドアノブが回り、開いた扉の向こうには藍が強まった夕暮れの空と、少し背の高くなったす、きみ………
「すまん、主役じゃねぇよ」
峰「相澤先生かよおおおおおおおおおおおお」
ツッコミと同時に勢い余って放ってしまったクラッカーは自身のぶどう頭を飾り付けた。
彼もまた、誕生会仕様というわけである。
上「ぶっwwwおまwwwwww
The・装飾係って感じだぜ！いいと思、う…はははw」
峰「んな笑わなくたっていいだろぉ！！つーかやべぇよ！クラッカー使っちまったよ！！A来ちまうって！」
『私がいたら何か問題でも？』
峰「そりゃお前あったりま………え？」
『何が問題なのかな、峰田くん？オシャレしちゃってこれからデートか？あ？』
峰「これのどこがオシャレだよぉ？！」
上「A、い、いつの間に…」
『いつって今だけど。どうしたんだ、みんな揃って』
「ぐだぐだじゃねぇか！」「せっかくの計画がぁぁ」「峰田くんのせいだからね！」「何でオイラ！？」「お前ら！まだパーティーは始まってねぇぞ！」「そうですわ！立て直しましょう！！」わいわいわいわい
『・・・』
完全に残された主役であるはずの彼女。仲間の手元にクラッカーが握られているのを見て首を捻った。
当然だ。今日は誰の誕生日でもなければ、お祝い事なんてないただの1日なのだから。まして1週間前に終わった自らの誕生日を祝われるなんて想像もしない。
そして、A組一同がバッと横一列に並んだ。一人外れている自分の原因は何か推測するも、これといったものは思いつかない。
そして1秒先の未来に、間抜けな顔をした自分がいることも予想できなかった。
芦「せーのっ！！」
軽快な破裂音と共に色とりどりのカラーテープが頭上に降り注いだ。
突然のことにテープを払おうとする手も動かない。
何回瞬きをしてもみんなの笑顔は変わらなかった。
そして、声を揃えて一言
・
「「「「「お誕生日おめでとう！A！！」」」」
＊
長らく更新お待たせしました
書きたい内容がまとまらなかったので((
この作品もラストスパートに突入！最後まで駆け抜けたいと思います！
何卒、応援よろしくお願いします！！
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ピポ助(プロフ) - 今後新たな作品を書くつもりがありましたら、頑張ってください！！ お気に入りの作者に追加しておくので！書いてくださったらすぐ飛んでいきます！！！ (2019年7月31日 20時) (
レス) id: 4111e46406 (このIDを非表示/違反報告)
ピポ助(プロフ) - コメ失礼します！！ めっちゃ！感動！！しました！！！！！ お母さんの話がこの作品の山場？だと思いますが最後の誕生日会もちゃんとA組みんなが関わっていて素晴らしいと思いました！！ 書ききれないんで上に続きます！ (2019年7月31日 20時) (レス) id: 4111e46406 (このIDを非表示/違反報告)
いくと(プロフ) - ルーナさん» コメントありがとうございます！感動していただけましたか！そう言っていただけると作者としては本当に嬉しいです！この先も全力で泣かせにかかりますので何卒箱ティッシュのご用意を( (更新頑張ります！！ (2018年6月21日 18時) (レス) id: 12992f1ebb (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ(プロフ) - 夢主と夢主のお母さんの話、凄い感動しました！涙が止まりません(泣)これから夢主がどうなるのか…続きが気になって仕方ないです！これからも更新頑張って下さい！ (2018年6月21日 0時) (レス) id: 6c368ece55 (このIDを非表示/違反報告)
いくと(プロフ) - 瑞稀さん» コメントありがとうございます！！私も今電車内で涙目です(コメントいただけた喜び)拙い文章ではありますが、期待に応えられるよう頑張ります！ (2018年6月16日 7時) (レス) id: 12992f1ebb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：[いくと] | 作成日時：2018年5月20日 10時
