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出されたハムサンドを1口食べるとびっくりするくらい美味しくて。
本業なんなんだよこの人。
「おいしー!!すごくおいしいです!!」
「喜んでいただけて良かったです。」
私は柄にもなく子どもみたいに喜んでハムサンドを頬張った。
「本当においしいですね、すごい!おいしい!!」
演技も忘れて、割と素で目を輝かせてそう言うと安室は優しく微笑んだ。
「そんなに喜んでいただけるとは…こちらも作りがいがありますね。」
イケメンで、料理ができるなんて…デキる男すぎる。こんな人を本気にさせるほどの美貌は持ち合わせてないぞ私は。
なんてことを考えつつもハムサンド完食。
食後のアイスコーヒー飲んだらこれまたおいしくてびっくり。
「コーヒーも本当においしいです…。ここに住みたいくらい。」
「それならここでアルバイトしませんか?」
え?待って?好都合すぎるお誘い。
うまく事が運ばれすぎてません???
私が呆然としていると安室は慌てた様子で謝った。
「あ、すみません、急でしたよね?」
「いえ!実は私、今日アメリカ留学から帰ってきたところで、働き口もまだ決まってなかったんです!!とても助かります!!!
ここで働かせてください!!!」
あ、やば。必死すぎた?
千と千尋の○隠しくらいの勢いで言っちゃったよ…。
しかし、そんな心配の必要もなく、安室はにっこりと笑った。
「では僕からマスターに話を通しておきますね。また明日ここに来てください。」
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アルファ - 赤井さん落ちもみてみたいです! (2020年4月6日 17時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
KORON(プロフ) - さわさん» う、嬉しいですっ!!!!泣行き当たりばったりで書いていますがさらにおもしろいと言っていただけるよう更新頑張ります!!コメントありがとうございます!!! (2018年8月28日 17時) (レス) id: 766c8774e0 (このIDを非表示/違反報告)
さわ - 面白い、、、(感動))更新頑張ってください!応援してます!! (2018年8月28日 17時) (レス) id: 0f495494f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:K | 作成日時:2018年8月24日 13時