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それから数十分間、赤井秀一の偽装死の真相、そして、その真相が組織の安室という男にバレそうになった話を聞いた。
「これまた厄介なことになりましたね。特にその安室って男。相当執念深そう。」
私は紅茶を片手に、他人事のようにそう言った。
「そうだ。それでAを呼んだんだ。」
「へ?」
なんだか一気に雲行きが怪しくなってきたような………。
「単刀直入に言おう。
俺の代わりに安室くんに探られてくれ。」
「はい?????」
待って待って待って。
どゆ意味ですかそれ。
探られて……?え?
「要するに、だ。俺は安室くんに探られているせいで、最近自ら任務で動くことさえ難しい状況になってきている。
しかし、実は俺が昔関わった事件でやり残していることがあってな。そっちを解決させなきゃならん。」
「はぁ、」
「安室くんは暇さえあればこの家の前で車を停めて俺を監視している。
その監視を君の方に逸らしてやろうと思ってな。」
「はぁ、」
「だから、君には沖矢昴の妹になってもらう。」
「はぁ?!!!」
「もちろん顔は似てないから、義理の妹という設定だ。君は最近までアメリカ留学をしていて、兄のことが大好き。」
「いや、待ってその設定いります?」
「ここが重要なんだ。」
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アルファ - 赤井さん落ちもみてみたいです! (2020年4月6日 17時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
KORON(プロフ) - さわさん» う、嬉しいですっ!!!!泣行き当たりばったりで書いていますがさらにおもしろいと言っていただけるよう更新頑張ります!!コメントありがとうございます!!! (2018年8月28日 17時) (レス) id: 766c8774e0 (このIDを非表示/違反報告)
さわ - 面白い、、、(感動))更新頑張ってください!応援してます!! (2018年8月28日 17時) (レス) id: 0f495494f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:K | 作成日時:2018年8月24日 13時